2012年02月14日

宿14-2 伊豆の小さな宿_客室・朝食

遅くなりましたが続きを…


翌日も残念、雨模様。

硬いベッドで身体が痛くて、早朝5時過ぎに起床(笑)。




早朝からもう一度貸切風呂へ。

湯船から眺める薄靄の平らな丘は、やっぱり何だか心が落ち着く。
ここで朝富士がみられたらなぁ。。。

珍しくつけたテレビで朝のワイドショーを見ながら手持ち無沙汰の時間を過ごす。


 ふ~、やっと朝ごはんだ!!




ロビーから見る眺めは激しい雨で靄がかって昨日以上に真っ白。

気温も上がらず石油ストーブに火が入っている。




何とかテラスに出てみたいと覗いてみるも
雨粒の砕け散る音が聞こえそうなほどの大雨。


 ウン、仕方ない。。
 ここの眺めは次回、次回…




ダイニングテーブルには朝食用のボウルやコーヒーカップがセット済み。

夜と違ってテラスから望む海と空と緑が
間近で眺められるのが気持ちいい。




朝食は洋食。
トーストにバターとジャム、トマトの乗ったグリーンサラダ。

それとスクランブルエッグにベーコン、マッシュポテト、温野菜。

これがフィンランドの陶器ブランド・アラビアの、
見たこともない大振りのスクエアプレートに載って出されてくる。


  うわ、このプレートに載ってるだけで
  普通の朝食が2ランクグレードアップして見えるよ!!


我が家もアラビアの24hブルーをほぼ毎日愛用中…
気づかずにはいられません!!

はしたないとは思いつつプレートを裏返して見ても、そこは素人の哀しさ、
どのシリーズの何という種類のプレートなのか皆目検討もつかず。。

テーブルに置かれゴトッ、と重くずしりと響く朝食使いにあるまじき迫力も、
その深いようでいて暖かいチョコレート色の、ざらっとしながらつるっとした?
独特の質感がなんとも目を逸らしがたい魅力。

 あぁ~、思い切ってオーナーに何のシリーズか聞けばよかったぁ。。。



若草色のスープは枝豆のスープ。
熱々で濃い。
うん、ガリガリしたクルトンが効いてる。

どれも手作り感いっぱい。

ホント友人の別荘にお邪魔した3日目の軽めの朝食って感じかな。

ネルもA氏もまだまだ食べれますよ、って顔してた(笑)。




二匹のワンワンは元気いっぱい。

外に出られたら一緒に散歩してくれそうなぐらい尻尾を振って後を突いてくる。


 また今度、来るからね♪


チェックアウトは10時。
奥様のお見送りをいただきながら丘を海へ下って帰路に。


不思議な時間の流れている宿でした。


 次はいつ行こうかな。

 ウン、思いっきり晴れてる日がいいな!
  


Posted by ネル at 00:55Comments(0)旅先_伊豆の[が]

2012年01月17日

宿14-1 伊豆の小さな宿_館内 [西伊豆・土肥]

やはり昨年の秋のことですが
いつか泊まってみたいナ、と思っていた西伊豆の小さな宿に行ってきました♪

…と
ここまではよかったのですが。。

ここ5年ほどほぼ完全無敗!を誇ってきたネルたちの旅のお天気。

ですが。

バケツをひっくり返したような、の形容詞そのままの超本気などしゃぶり大雨が
朝から晩まで旅行のあいだ丸二日中!!!


土肥の小高い丘の上に建つこの宿、
晴れていれば富士山はもちろん、駿河湾や南アルプスを一望できる大パノラマが
自慢なのですが、それも大雨でもやがかり見渡す限り真っ白。

 はぁ、残念。。。

それに加えて厳しい寒さ。
まだ11月だというのにダウンジャケットを羽織ってもまだ足りないくらい。


ウーン、でもね。
ま、ま、ここは気を取り直して!

これまでの見事な天気運に感謝しつつ
本日からまた5年先までの晴天を、先に総括したと思って。


 …ですよね!!

 … … … … … … … … … … … … … … … 

地元の人しか通らないだろう、クルマ一台がやっと通れるか細い里の道を
くねくねと曲がりくねって丘の上へ上へと登りながら、やっと到着。

オーナーの奥様に迎えられて館内へ。



ロビーにはシュンシュンと湯気を立てる白いポットの乗った石油ストーブ。
チラチラと赤い火がゆらめき、その独特の甘いような懐かしい匂いが鼻にくすぐったい。

テラスの大きな窓に張り付いた白い水滴と、
その先に広がる分厚く薄暗い雲とで
ロビーはまるで真冬の昼日中ような気配。




  「 ホント、急に寒くなりましたね。

    急すぎて薪ストーブはまだ薪の用意ができてなくて… 」


いえいえ、石油ストーブもステキです♪

建物全体は地中海風と言ってしまって合っているのか、

ヨーロッパの天然石やタイル、白い漆喰や重量感のある無塗装の木といった
自然素材でどこも統一されている。

特徴的なアールのついた壁や柱、片流れの天井、石張りの床。
照明は小さなペンダントライトやフロアライトのみ。

インテリアはアンティークの雰囲気のあるアイアンや布、陶器や家具ばかり。
小さな雑貨や本がずっと前からそこにあったようにディスプレイされている。



たくさんある窓はどれも木枠。
明り採りのごく小さな正方形だったり、フィックスのガラス窓は大きな横長、
テラスに続くのはパノラマサイズの超大型窓が何枚も。

借景にあわせた様々なサイズの窓で、
自由に外の自然と繋がっている。


  あぁ、晴れていればあの西伊豆の夕陽が

  最高のシチュエーションで見れただろうにナ…


ロビー探検もひと通り終了。

二匹いるマスコット犬のミックスとポインターともしっかり戯れて。
ものすごく人懐っこくてびっくり。
ちゃんと待て、ができるのがいじらしい♪


アールを描く白い漆喰と石の階段を上がって
二階のゲストルームへ。




3部屋のみのゲストルーム。
今日の宿泊はネルたちだけ、と聞かされる。

もともと別荘感覚でゆっくり過ごすことがテーマの宿だけど、
宿泊者が自分たちだけなら、それはもう、なおのこと(喜)。


 ウン、今回は天気じゃなくてこっちの運だったかな…♪



通されたのは一番奥。
L字型でバルコニーが2つ付いた明るい部屋。



ゲストルームも板張りの床に白い漆喰の壁。
窓ガラスは木枠のものとサッシを併用している場所も。

設備といえばごく小さなテレビにチェアとテーブルのセット。
それに木の台のベッドと学生用アパートのようなユニットバスがついている位かな。

どれも質素で控えめなモノばかりだけれど
質感が揃っているから雰囲気は十分でている。


白いデッキチェアの置かれた小さなバルコニーからは
伊豆の海が一望!




  夕陽が落ちたらきれいだろうなぁ。。

  あぁ~、これで天気さえ良かったら。。。


この宿、建物やインテリアはオーベルジュのようだけれどジャンル的にはほぼ民宿。
ナイトウェアの準備はあるけど有料、ハブラシやタオル程度はアリ、ってくらい。

恐らく旅行サイト等にも一切登録していない気がする。
オーナーご夫婦の目の届く範囲で自由に、ゆとりを持って毎日を過ごしていきたい、
って雰囲気がそこかしこに漂っている。


別にある家族風呂は温泉ではない(残念!)のだけど
24時間いつでも貸切可能。

今回の宿泊者はネルたちだけだから…、
つまり今回の滞在中はオール貸切に♪



このお風呂、浴槽の中に階段状の部分があって、実に入りやすい!
深すぎず浅すぎず、肩の下くらいの深さが浴槽の広さとバランスが取れてちょうどいい。。

それに偶然なのかもしれないけど、この浴槽の台形の形状が
景色を眺めるのに寄りかかってポジション取りするのにやたら具合がいい。。

 ふぅーーー、落ち着くなぁ。。

大きな窓からは農道や棚田、山野草や手付かずの雑木林がずっと遠くまで見える。
近くには小さな丘や池が続く散歩道があるらしい。


 あれ、でも調子に乗ってずっと入ってたら、
 かなりぬるくなってきたぞ。。


といっても温度調節できるようなお湯の蛇口はなく、
がぼがぼと出続けている石の湯口に手を当ててみると
なるほど、コレはぬるいヨ(笑)!

今日の突然の寒さで湯温下がっちゃったのかな…。

もっと入っていたかけど、これ以上浸かっているとカゼ引きそうだし
かといってオーナーさんに湯温上げてほしいってお願いするのも気が引けるしな…
ってことで早々に入浴は終了。

部屋に戻ってもう一度完全防寒のダウンジャケット姿に着替え。
思い切って散歩に出てみるも、雨と寒さであえなく退散!

ひーーー!
ホントに寒いヨ!!



ドタバタしつつ迎えた夕食の時間。



ロビーにいるのはもちろん、ネルたちとオーナーご夫婦だけ。

はじめは気が引けるかと思ったけど、何だろう。。
先方もこういうシチュエーションに慣れているのか、
そういった気まずさは最後まで感じないまま。


ゆっくりとディナーの時間がスタート。



夕食のメインは炭火焼。
ロビーのダイニングテーブルの中央に掘られた囲炉裏で
本物の炭火を囲みながらいただける。

まず先に小鉢がいくつかでてきて、地魚メインのお刺身も。
それにご飯とお味噌汁。

小鉢や薬味の器はどれも古伊万里らしい。
背が低くやさしい丸みがしっくり手に馴染む。

この器を最大限に活かしたテーブルコーディネートが、渋い。
空間に迷うことなくピタリと納まっている。

オーナーが趣味で集めてきた品々なのかな…



食材は取り立てて豪華なモノはないし、ボリュームも正直少ない方に入るだろうけど
これはこれでアリな気が。

蝋燭と間接照明の薄闇のなか、顔に身体にガンガン迫ってくる本物の炭火の熱さで
あっという間に胸いっぱいになってきてしまうから(笑)。

あっ、でも海老のお刺身はホントとろっと甘くて最高だったナ…。


部屋に帰ったA氏、「もう一回何か食べたい、、」と小声で。
珍しくネルも素直に同意(笑)。

明日の朝ごはん、何かな~~
_  


Posted by ネル at 23:59Comments(0)旅先_伊豆の[が]

2012年01月09日

宿13_2011秋・京都_ロイヤルパークホテル ザ 京都

みなさま、
たいへんお久しぶりです☆

本年もどうぞよろしくお願いいたします♪



すでに昨年のことですが、またまた行ってきました
秋の京都へ~♪

11月の第一週はゼミの同窓会、と決まっているので
卒業以来毎年毎年、同じ日程で飽きもせず京都通いが続いてかれこれ10年以上。

ふぅ、ようやっと、
昨年も行ってきました♪


そう、秋の京都はまず、
2ヶ月前の宿&JR予約、9月の激戦を勝ち抜くことから!!

ここ数年、予約は必ず
JR東海ツアーズの 「ぷらっとこだまフリープラン」 のパック商品。

京都への交通手段を新幹線に設定するなら
静岡⇔京都往復のこだま新幹線指定席&ホテル宿泊がセットになったこのプランが、
個別手配や各種旅行サイトを経由するより恐らく一番お得な気がしてるのです。


このぷらっとこだまフリープラン、昔は店頭でしか予約できなかったり
web予約ができるようになってからもなんだか相当にちぐはぐなシステムで
お役所仕事感満載?なサイトでしたが、

久しぶりにサイトに訪問すると
あれ、あの数々多々の不都合がクリアされてる!
とうれしくなりました♪

ただ今でも階層や入り口が複雑で、宿や日程など条件が決まっていても
かなり商品検索しにくいのでグーグルなどでキーワード検索した結果から
直接目当てのページに飛んだ方が早いかもしれません。


京都での常宿といえば繁華街のはじまりの北側、
静岡でいえば本通と呉服町通の交差点に面する静岡銀行本店的?なあたりに位置する
「京都ロイヤルホテ&スパ」。

元は豪華ホテルだったのだろうけど老朽化の進行と部屋の狭さで
今では限りなくビジネスホテルに近いシティホテルに。

でもそこは料金の手頃さと立地の良さで、そこそこお気に入りだったのです。


今年も宿はロイヤルホテル&スパかな~と何気に検索していたら

「ロイヤルパークホテル ザ 京都 開業記念スペシャル」
の文字が!

 へ~、あの日本橋と横浜の “ロイヤルパークホテル” が京都にもできたんだ~

 えぇっ、しかも河原町三条の明治屋の隣?あんないい場所に??

 えっ、そうか、あの東宝会館があったとこだ!!!


■ ロイヤルパークホテル ザ 京都 [シティホテル]
http://www.rph-the.co.jp/kyoto/

京都市中京区三条通河原町東入ル
_京都駅直結・地下鉄[京都市役所前駅]より徒歩3分
075-241-1111

10月8日開業というから、泊まるのはオープンから1ヵ月後。
オペレーションも多少こなれてきた頃。

しかも河原町三条といえばすぐそばに高瀬川が流れる木屋町。
祇園や先斗町、錦市場や大丸・高島屋も徒歩圏内。

高級スーパー・明治屋の隣で元映画館のあった場所だから
もうホントに繁華街のど真ん中。
周囲は物販店にコンビニもファストフードも飲み屋も、すぐ目の前に山のよう。

静岡で言えば七間町の北ワシントンホテル、に近い立地かな。

もちろんロイヤルホテル&スパの方が若干お得だとは分かっているものの
やっぱり新しくできたホテルに泊まってみたい。


仮に調べられた範囲での正規料金を確認してみると

大人の新幹線指定席、静岡⇔京都往復の正規料金は
片道@1万150円×2 → 2万300円。
大人2名だと → 4万600円。

ロイヤルパークのプランの部屋はスタンダードorスーペリアの禁煙ツイン。
11月の京都の宿はどこも正規料金でしか予約できないのが通常で
この部屋の正規料金は1室2名で2万6,566円~。

そうするとロイヤルパークに泊まった場合の[大人2名・1泊・食事ナシ]の正規料金は
新幹線 4万600円 + ホテル代 2万6,566円

→合計 6万7166円 ナリ!

う~ん、交通費と素泊りでこの金額。
高いネ(笑)!!!

一方同条件のJR東海ツアーズ商品はというと、
コレが 5万2000円♪

その差約1万5000円。
うわっ、さすが~♪♪♪

で、いそいそと同日付の2ヶ月前に予約完了~。
めでたく [ロイヤルパークホテル ザ 京都] に泊まってきたのです。

こんな感じで今のところJR東海ツアーズがいいナと思って利用していますが
もし他にもっとお得な予約方法があったらぜひ教えていただきたいです☆

 …

実際泊まってみての施設全体の感想ですが

祇園が近い場所柄か、エントランスは意図的にやや分かりにくく作られ
エレベーターは宿泊者のカードキーをかざさないと乗れない最新セキュリティ。

ベッドの寝心地やリネン類はかなり上質。
インテリアもちょっと気取ったシンプル和モダン。

なかでもバスタブ!
他では経験がないぐらい深くてゆったり、肩までしっかりつかれるリラックスサイズ。
底冷えする京都の夜にはぴったり。


ただスタッフの方たちは
まだかなりスキルにばらつきがあるようで。

はじめフロントに足を踏み入れたとき、数人いたスタッフの方誰ひとり作業から顔も上げず
いらっしゃいませ、さえ発せられない。

若い女の子は宅急便の制服のお兄さんと楽しそうにおしゃべりに興じたまま、
目の前に現れたネルたちを完全無視…

 あれっ、ここあのロイヤルパークだよね?? とにわかに動揺(笑)。

突然の雨に降られ、服も濡れてどうにも困ってしまい、
12時過ぎのインでもアウトでもないに来ちゃったのがまずかったのか。。


 あの、私たちこんなハンパな時間にきちゃったけど、
 一応今日の宿泊者なんです…


フロントの方はひとこと、

 「 まだ時間ではないので部屋には入れません 」

わ、さみし~、、、(泣)。。


いやいや、いやいや、いや。
それは重々承知してるんですヨ。。。

雨で湿って一層重く感じる荷物を抱えたまま、どこにも座らせてももらえず
せめて濡れた服を拭くタオルを貸してほしい、と言い出せる雰囲気でもなく…

やっと大荷物を預けて、カサだけはなんとか貸してもらえて。。


あれー、、、、
せっかくロイヤルパークにしたのになぁ…


こわばった顔で想定問答集以外の応対は一切しません、
それ以上私に関係ないし~~
な軽い感じの若いスタッフさんが多かったような。


とはいえチェックインして何度か出入りしている中で、
こちらの意図することを汲んで対応してくれるプロな方ともお話できて、ひと安心。

ウン、まだ開業して1ヶ月だもんね。
地元採用の未経験の新人さんが多いんだろうね。

これから育成担当のマネージャークラスのスタッフさんたち、
がんばってほしいナ。

そんなで初めは正直かなりガッカリ、だったけど
最後はまた泊まってもいいかな~って気持ちになれました☆。

来年の京都もここにするだろうから
今度はおいしいと評判の朝食も食べてみたいです♪
_  


Posted by ネル at 01:50Comments(0)旅先_京都の[が]

2011年10月13日

沖縄2011_4_宿12・3デリ_カフーリゾートフチャク

カフーリゾートには4つの飲食施設があります。

メインダイニングのイタリアンレストラン「The Orange」、
コース料理主体の創作和食レストラン「無垢(Muku)」。
それに「Deli デリ」と「Cafe&Bar カフェ&バー」。

ネルたちが特に気に入ったのが、初日のディナーに利用した「Deli デリ」と
二日目のランチを食べたレストラン「The Orange」。

「Deli」は名前の通り、デパ地下のように並んだショーケースに和洋の各種デリ、
サラダにフルーツ、生ケーキをはじめとするスイーツまでがズラリ。

カレーなどの食事系、フライドポテトやドリンク類の軽食もここでオーダーOK。
朝はパンも扱っているらしい。



オフィシャルサイトより

オーダーはハンバーガー店のようにセルフサービスでカウンター越しに注文した品を受け取って、デリはテイクアウト、食事系の基本は窓際のカウンター席やすぐ隣にあるCafe&Bar のテーブル席でイートインするスタイル。

メニューは意外なほど本格的で、沖縄食材の「アグー豚」「やんばる鶏」「紫芋」等を使った各種デリカやスイーツにはじまって 沖縄そば、じーまみー豆腐、ちゃんぷるーetc.の定番の沖縄料理もしっかりラインナップ。

しかもやっぱり…お手ごろ価格!(嬉!!!)

ソフトドリンクやコーヒーは200円台、サラダや惣菜は300円ぐらいから、それに沖縄らしいオリジナルな麺類&丼&カレーの食事系メニューも700~900円台ととてもホテル内とは思えないお値段なのです。。

メニュー表を見ると作り置きでない食事系メニューも何十円かの容器代でテイクアウトにもしてくれるし、やはり追加料金はかかるものの時間帯によってはルームサービスとしても届けてくれるらしい。


この、イートインもテイクアウトもルームサービスでも、
「どの食事シーンでもOKですよ、どうぞ自由にご利用ください♪」
と柔軟なサービス体制をアピールした表記。

今まで泊まったどの宿でも、
ここまで明快にシーン別に料金表示していた宿はなかったと思う。

ホテル慣れしてる人ならこんな表記がなくても「部屋に持ってきて」とか「テイクアウトできるの?」とか、交渉したり聞いたり自分からできると思うけど、
やっぱり普通はわざわざ聞いて断られたらそりゃ悲しいし、気になるプラスの差額料金をこちらから聞くのも尚恥ずかしいし…。

それに、もし、テイクアウトもルームサービスも結局は使わなかったとしても、
この表記を見たときに

 「こういうの書いてくれてあるのイイよね♪」
           
          ↓

 「あーー、親切なホテルに泊まったなぁ♪」

って自然とウレシイ気持ちにさせてくれるはず。

他のホテルも実態としてはやってるかもしれないけど、ゲスト誰にも平等にわかりやすく
表記しているって点がやっぱりネルにはスゴイなぁ…と思えてしまう。

うーーん、それにしてもこのホテル。
とにかくどこに行っても新しいサービス&チャレンジがふんだんに。


 そうかぁーー、何かこういうの、
 
 すごぉ~く楽しいなぁ~~(笑)。。。。


思った以上に充実のDeliに興奮したネルたち、
初日のディナーは外に行く予定だったのを急遽変更!
あぁ、これで疲れた身体をひきずって店選びに苦労するの、免れたぁ(笑)!

たくさんあるメニューの中から迷いに迷って、後でコンビニに買出しに行くことも考えて
やや少なめのチョイス。
お会計はその場で現金で。今思えば部屋付にすれば現金も減らなくて良かったかな。

ソファ席ならゆっくりお食事できますよ、とのスタッフさんの言葉に促され
Deliのすぐ奥にある照明の落ちた何やら大人の雰囲気のCafe&Bar スペースへ。



オフィシャルサイトより

Cafe&Bar はバックバーのあるカウンターをイントロにソファとイスのテーブル席を
ゆったり多めに、ホテルバーというよりは開放的でくだけたラウンジバーのような雰囲気。

インテリアは飽きの来ない上質なシンプルモダン。
南国らしさはやや控えめに、たっぷりとした大振りのソファが他のゲストと目線が合わないようランダムに配置された気配りが余裕の表情。

日没からすぐの時間帯だったせいか、ソファスペースはネルたちが一番乗り。
一面ガラス張りの向こうはオープンテラス。
その先にあるプールはライトアップされ、オレンジ色にしっとり輝きはじめている。

プールと海と、薄闇に暮れつつある紫色の空が一度に見渡せる、
たぶん特等席のソファに腰を落ち着けて。




  うわーー、ステキだなぁ。。。

  そう、今、沖縄リゾートに来てるんだよなぁ。。。


ソファ席の想像以上の座り心地にうっとりしている間に
スタッフさんがカトラリーといっしょに一品目を持ってきてくれる。

「やんばる鶏と紫芋の…」
あれっ、正式なメニュー名、何だったかな?



食べかけでスミマセン…

このデリ、冷蔵ケースで並んでいた時のプラ容器のままかと思えばきちんとお皿に移され温めてくれてある。
てっきりそのまま出されるかと思っていたので、当然といえば当然なのだけど、
うれしくて、ちょっとだけびっくり☆

これがね、うーーん、おいしい!
まず鶏肉がしまっているし、イタリアン風な味付けもブイヨンなのかオイルサーディンなのかがかなり濃いのだけど、沖縄の乾燥した暑さのなかではこれぐらいもアリだよねって思ってしまう。

しかもボリュームも二人で食べてもちょうどなくらい。
これでたしか500円前後だったような…


「紅豚生姜焼 DELIプレート」980円。



わかります?、豚肉の厚みも枚数もたっぷり♪
半熟卵や野菜のマリネもきちんとしたもので。

もっとおつまみ程度のボリュームを想像してたけど、
これならちゃんとした食事になってる!うーーん♪

A氏の喜んだ「Tボーンステーキ」1300円。



あれれ、ナゼか2枚も(喜!!)。 ホント、いいのかな…
岩塩もちゃんと付いてますよ~♪

ウン、値段からしてそれほど期待してなかったけど、厚みといい大きさといい予想以上♪
噛み応えはあっても硬すぎず、部位も産地もわからないけど雑味のなさが食べやすい。

それに驚いたのが「フライドポテト」280円。
えぇっ?280円~??これで???(驚いて写真撮り忘れました.笑)

大きな陶器のボウルにたぶん普通のファミレスの大盛りくらいのボリュームで、しかも3種類くらいの盛り合わせ!!
形はストレートにツイスト、カール、味付けも形によってかフレーバー違いになっていて。
いやはやCPの良さというか、気前の良さ??にはまたまたびっくり。。。

あとこれに「沖縄そば」780円とドリンクを頼んで、
お会計はぴったりサービス税ナシ☆の

 ちょうど4000円~♪ うぅっ、安い、安いヨ…


全体としての味の印象は東京の新しい商業ビルの
きちんとしたフランチャイズくらい(分かりづらいですよね…)。

でもやはり、普通に静岡では出てこない味だと思う。
沖縄食材&定番沖縄メニューも多いし、リゾートホテルの中のデリとしては十分すぎるくらいじゃないかな。


品数少なめ&アルコールなしとはいえ、この席でこの眺めでこの内容で。
リゾートホテルのラウンジで夜食事して、大人二人で4000円かぁ。。。

 うわぁーー、、、
 外行かないでラッキーだったな…

ただ普通にテイクアウトやルームサービスにしてしまうと味気ないプラ容器や作り立てでない温度なんかもあって「こんなものかな?」って感想になってしまいそうだけど、

イートインで親切なスタッフさんと会話しながら、夕暮れの海の眺めとCafe&Barの
リッチな雰囲気が醸し出す満点の舞台でディナータイムを過ごせば、
おのずと満足度も上がりそう。


期せずしてこの最高のシチュエーションで食事ができたネルたち。
やっぱり運が良かったんだと思う♪♪♪


こっそり、いや確実にネル以上にDeliが気に入ったA氏。

夜更けに「コンビニ行ってくるよ~」といいながら帰ってきたA氏の手には
Deliでテイクアウトしたオリオン生ビールとフライドポテト…
 
っていうのはもう予想通りの行動で、ハイ(笑)。
_  


Posted by ネル at 21:45Comments(0)旅先_沖縄の[が]

2011年10月05日

沖縄2011_3_宿12・2プール_カフーリゾートフチャク

一気にお気に入りになったカフーリゾートですが、
やはり完璧なホテルではありません。

そう、カフーリゾートには “プライベートビーチ” がないのです…

眺めは完全オーシャンビューなのですが、客室から見える蒼いフチャクビーチは
ホテルの目の前をぐぐっと横切る国道58号線の、その向こう。



早朝の散歩にはぴったりのフチャクビーチですが、クラゲ防止ネットなど遊泳用の整備はされておらずホテルも別のビーチへ無料シャトルバスを運行して注意を促しています。

元来沖縄のリゾートホテルは伝統的にプライベートビーチがあるのが大きなウリ、らしく。

 あぁ、たしかに部屋から出たらすぐビーチ!ってすごく楽しそう~
 いかにも沖縄に来たぞ♪、って感覚だろうなぁ…

でもそこそこインドア派&紫外線苦手で初沖縄組のネルたち。
果たして沖縄のビーチにどれくらい魅力を感じるのか…

天気にも左右されるし、行きたくなったレンタカーで好きなビーチに行けばいいよね、
っててことでそれほどプライベートビーチの有無は重視しませんでした。

そこで代わって大事になるのが
そう、プール♪



オフィシャルサイトより

カフーリゾートには俗に「インフィニティプール」といわれる、プールのふちが海に
繋がるように切り取られ、まるで海とプールが一体化したかのように見える素敵な
プールがあるのです。

ただプールそのものはごく小さめ。はりきってガシガシ泳ぐぞ~というよりは、

プールで水遊び程度に楽しんだら海を臨むジャグジーにつかってゆっくり身体をほぐし
あとはデッキチェアで思い思いに寛ぐ、なんてあたりがベストな過ごし方でしょうか。

レンタル品はプールでも充実。
タオルの貸し出しはもちろん、浮き輪やスイムウェアも無料で貸し出してくれるそう。

しかも西海岸に位置するカフーリゾート。
もちろんプールからもしっかり、夕陽が望めるのです♪

 プールから眺める夕陽。 
 ウン、これこそリゾートだぁ…☆

あぁっ、日没が近づいてる!
チェックインして一息つく間もなく水着に着替えてプールへGO~!



運よく空いていたガゼボに腰を落ち着けて。
夕陽が水平線に落ちるまで、他のお客さんと一緒に静かに海を眺めて。

 プールから夕陽を眺めたのって、はじめて。
 ホント、きれいだな…

暗くなったプールエリアはロマンチックにライトアップされて大人の雰囲気。



日没後は大人のみが利用できる時間帯。

ゆるりとした沖縄ミュージックが静かに流れるプールサイドで
シークワーサージントニックを頼んで、しばしの間まったり。



プールサイドからはカクテルなどのドリンク類や軽食&おつまみなんかが
オーダーできるのですが、驚きなのがその値段。

ホテルなのにアルコールも含むドリンク類はたしか500~700円、カキ氷なんかは
400円台で頼めてしかもサービス税ナシ(なんでだろ?)で表示どおりの、ポッキリ値段。

「オリオン生ビール」にいたってはポッキリ500円!!
えーっ、一応(失礼!)ホテルなのに、この値段でいいのかな…

もちろんA氏、狂喜乱舞。
毎日「夕陽に合わせてオリオンビール…」って呪文のように唱えてましたから(笑)。

東京のホテルのプールサイドで同じことしたら、ビール一杯で1000円以上は
絶対しちゃうのになぁ。。もう、尚ウレシ♪

こういう「贅沢しすぎてるかも...」なんて罪悪感を感じさせない料金設定が
ネルが心置きなく初リゾートを楽しめた大きな理由に間違いない、と強く思うのです(笑)。


ふと思ったのですが、このホテル全体の良心的な料金設定の理由、

もしかしてプライベートビーチという土地=多大な取得費や各種税金、遊泳や安全に関する維持管理費など。
本来膨大な費用がかかる部分を思い切って切り捨てたことが一因なのかなって。

それでも沖縄のホテルにプライベートビーチが不可欠な理由は多々あると思いますが、
沖縄でただのんびり♪が目的のネルたちにとっては、今のところビーチなしでも十分満足♪

つまりプライベートビーチの存在よりは客室の居心地に予算をかけたいネルたちと、
ちょうど相性が良かったということでしょうか。
この辺は沖縄通の方にぜひ意見を聞いてみたいところでもあります♪

あっ、でも気になるビーチにはレンタカーでいそいそと突撃してきましたヨ。
(その話はあとの記事で…)


結局滞在中プールに行ったのは計3回。
これって予想以上に通ったことになるはず。

ホテル棟からプールまでの距離の近さ、こじんまりして落ち着いた雰囲気、
海が一望できる爽快感、そして夕陽が落ちるロマンチックな眺め、
なんかが気に入ったポイントでしょうか。

うーーん、でも次ココに泊まるなら、
違うホテルの広いプールにも遊びに行ってみたいような…(笑)
  


Posted by ネル at 23:29Comments(0)旅先_沖縄の[が]