2010年03月28日
宿08-2 アルカナ イズ_ディナー
温泉と部屋でたっぷり寛いで、もうすぐ18時。
ディナーの予約時間が迫ってる。
ここぞとばかりダイアン・フォン風ラップワンピースに着替えておめかし(笑)。
普段なかなか出番のない服だからウレシイ♪
A氏も春らしい、明るい色味の革ジャケット着用。
お風呂上りのディナーはカジュアルな格好のゲストも多いだろうケド、
やっぱりレストランとスタッフのみなさんに敬意と期待を込めて…、おしゃれモードで☆
別棟にあるレストラン「リュミエール」。
建物入り口前には夜風に吹かれながら、既に担当バトラーさんがスタンバイ。
「○○さま、お待ちしておりました」と笑顔でお出迎えしてくれる。
この宿ではスタッフがレストランや客室等とかっちり役割分担せず、
ひとりで複数の作業を横断して担当する最近スモールホテルで主流となりつつある
就業スタイルをとっているよう。

高い天井からスポットライトの明かりが控えめに落ちる店内。
効果的に木を使ったシャープな造りはまるでどこかのモダンな美術館のよう。
奥に深いレイアウトは印象的なカウンターが一直線に貫き、
フレンチでは相当珍しいはずのオープンキッチンスタイルを採用。
視線の先、バックカウンターは圧巻の全面ガラス張り。
妖しくライトアップされた森の木々が闇夜に浮かぶ、神秘的な光景が広がっている。
う~ん、イヤでも気分が高揚する仕掛けが満載♪
規模は違うけどガラスの向こうの闇夜の眺めは、
静岡なら浮月楼のライフタイムの雰囲気が近いかも。
席は一段上がったオペラシートとカウンター席とどちらかお好きな方を、と聞かれて
一瞬悩んだもののシェフの動きが楽しめるカウンターに決定♪
担当バトラーさん、ひざ掛けお持ちしましょうか、と細やかに気配りしてくれる。

フレンチに関して相当ウブな私。。
用意されているテーブルセットの麻のナプキンやクロスの
選び抜かれた上質感だけで、もうワクワク♪♪~
部屋で打ち合わせをした、スマートなソムリエさんが登場。
話しやすくてワイン以外にコースの料理について質問したことにも
それぞれ分かりやすく答えてくれる。

A氏はリストを見ながら悩んだ末に白ワインを。
私はお任せのカクテル。
濃い果実感とほど良い酸味と爽やかさがあって、甘すぎず食事にも合いそう。
ここで飲料は食後のカフェを除けばミネラルウォーターから別料金。
ワインはグラスで2000円ぐらいから。。
静岡ではなかなかそこまでのレストランはないけど、
ここまできたなら覚悟を決めましょうとも(笑)!
セレクトする皿もすんなり決まり、食前酒で口を潤して
いよいよ “La terre IZU 伊豆の大地” の コースがスタートです~♪

<アミューズ>
一口のお愉しみ
ガラスの器に品よく盛られた、冷たいトマトの一品。
これがコクのあるとても果実味豊かなトマトで、この後もトマトを使ったメニューがたくさん。

<冷前菜>
稲取沖の金目鯛のカルパッチョ春草風味 黒オリーブ・茄子・トマト 地中海をイメージして
伊豆でお馴染みのキンメダイ。
軽く焙ってパリッと焼けた皮が最高!
くやしいけど今まで伊豆で食べてきた煮付や刺身のキンメより、よっぽど美味しかった(笑)

<冷前菜>
大自然・伊豆の輝き リュミエール・アルカナ・イズ スペシャリテの一皿
私が追加料金で頼んだ、50種類の野菜プレート。
出てきたときはあまりの大きさと山盛り緑に、サラダピッツアかと思ったほど(笑)。
珍しい西洋野菜や季節の露地モノなど、フレッシュ・ボイル・グリル・フライなど
いろんな調理法でカラフルに50種類を盛り込んでいる。

<パン>
全粒粉パン、フランスパン、カンパーニュ等3~4種+トマトペースト
いいタイミングで出される小ぶりなパン。なくなればすぐ追加してくれる。
宿で焼いているそうで、どれもおいしい。
で、おいしいのがバターの代わりに出される、トマトペースト!
もちろんレストランオリジナルの手づくりペーストだそうで
濃厚なトマト&数種の野菜エキスとスパイスのバランスがよくて、喉越しもいい。
これってすごく納得。
フレンチでただでさえ胃が重くなりがちなのに、パンのバターで更に重くなるのって
身体ににやさしくないものね。
ここは新しいフレンチならではの発想だろうし、実際食べておいしいからすごくしっくりくる。
お土産で買って帰るゲスト続出だと聞いて、またまた納得。

<温前菜>
‘春‘ 出始めた貝類のグリエ ういきょうのエミュルション グリーンアニスの香り
ホタテがメインのグリル。
ういきょう=フェンネルと甘草のようなグリーンアニスを使ったスープが一緒に。
この魚介エキスがつまった風味濃厚なスープがすごく印象的。
やっぱりフレンチって一つの皿に色んな食材が入って手間がかかるし、
仕込みも食材を合わせるタイミングも大変そうだな~と改めて感心。

<魚料理>
香味オイルでポシェした富士の鱒 モリーユ茸のフリカッセと卵黄の球体ソース
ここで地元名産のマスが登場。
首都圏から来た人は喜んでくれるかな??
卵黄がのったアンチョビソースがすっごくおいしい♪
この卵黄もやたらにコクがあるし。。
ここまで食べて、どれも予想外に“味の輪郭”がハッキリしている上に重くなくてびっくり。
塩やバター・生クリームでなく、
素材の持ち味を凝縮して表現することに神経を張り詰めてるというか。
野菜がメイン、と謳うと料理店だと身体にはやさしいけど物足りないとか印象が薄い気が
するけど、このレストランはハッキリ皿の方向性が出るまで、完成度を突き詰めてそう。
ふ~~~~ん、
最近のフレンチってそういうものなのかーーー。。。
それにとにかく店内にスタッフがたくさん!
担当バトラーさんも複数のサービススタッフも、ちらっと視線を上げただけで
すぐに気付いて料理説明やらパンの追加やら、何くれとなく世話を焼いてくれる。
おかげで食事がとっても楽しい♪
空になった皿を適切なタイミングで下げてもらえるのだって、
実はものすごく気持ちのいいことだし。
これはもちろん、ネルたちがスタッフとの会話を楽しみたい、と
思っているのを汲んでのことだと思う。
そっとしておいてほしいゲストにはそれなりの対応を
きちんとしてくれる気配が、はっきり伝わってくるし。
この日のゲストの入りはざっと見、半分くらい。
一方レストランのスタッフは、ホールに厨房スタッフも含めれば15人以上はいそうな
雰囲気。ごく単純な計算ではこの日のディナーは1ゲストにほぼスタッフ1名、
になってしまいそう。。
この手厚い人員配置も普通と高級レストランの根本的な違いなんだろうな。。

<ミネラルウォーター>
スパークリング OREZZA オレッツア
途中ガス入りミネラルウォーターを追加。
フランス・地中海のコルシカ島の天然発泡水。いただくのは初めて。
気泡が繊細で後味すっきり、爽やかさではいつものペリエより断然おいしい☆
ラベルデザインもステキだし、これにしてヨカッタ~
続いてテーブル上には優雅なS字カーブが美しいライヨール・ナイフ。
ふふっ、いよいよメインの皿が登場です~♪

<肉料理>
こんがりローストした仔羊背肉と腿肉の低温キュイ 温かい南仏野菜のサラダ添え
手前のロールされた二つが背肉、パン粉のようなのがまぶされたのが腿肉。
どちらも瑞々しい、あっさり具合。

<肉料理>
ひらい牧場産 伊豆牛ロース肉のポワレ 牛テールのソース 伊豆野菜の付け合わせ
A氏が追加料金でオーダーした伊豆牛。
もともと伊豆牛☆大好きなネルたち。
伊豆旅の帰りはいつも大仁のひらい精肉店に寄り道してグラム200~300円の伊豆牛
切り落としやコマ切れを大量購入してるから、こんな端正な姿の伊豆牛とご対面する
のはなんだか…こそばゆいナ(笑)
ロース肉は相変わらずのおいしさ♪
とくに牛テールのソースが濃厚でおーいしーー♪
やっぱり自宅でいただく伊豆牛とはひと味もふた味も違います(笑)
あーー、でも家ではもっとガッツリ量を食べられるからなぁ。。。
あっという間に空になったお皿。
フロマージュはいかがですか、と勧められるけどもうワインて気分じゃないし…とパス。
次はデザートかな~とのんびり待っていたら、ふたりのクロスの真ん中に丸いプレートが
いきなりスーーーッと!

なんと宿からサプライズのケーキが!!!!
しかも席の周りを4人ぐらいのスタッフにぐるっと囲まれて一斉に超笑顔で、
おめでとうございます!の言葉も一緒に。
うっわ~~~~、アリガトウゴザイマス(…感激)。。
初めての滞在だし、ここまでしてもらえるとは本当に予想してなかった。。。
気恥ずかしいけど、やっぱりウレシイ♪
ふうつのお店でバイトの子に言われても嬉しいけど、やっぱりこういう場でサービスの
プロの人たちに祝ってもらえるのは格別。
あー自分もオトナになったんだなぁ。。。ってしみじみと思ってみたり(笑)
おいしいチョコレートケーキのプレートはこれだけでも十分満足♪
でもコースのデザートもしっかりいただきますよ~

<デセール>
焼いてないのにカリカリする黄金柑のクレームブリュレ
流れ出るジュースと伊豆蜂蜜のアロマ
地元産キンカンの爽やかさとクレームブリュレのとろっと甘いクリームがぴったり。
さくさくしたシャーベットもおいしい。
食後の飲み物はいろいろ選べたけど、ひと息つきたくてコーヒーで。
奥から何度か豆を挽く音が聞こえてたから、ちょっと期待♪

予想通り、中深煎りのブレンドコーヒー。
カップが大きめで、たっぷり飲める。

A氏のアイスコーヒー。
うわーーーー、おーいしーー。。アイスなのにきちんと苦味も風味も香りも、全部ある。
好き嫌いは分かれるかもしれないけど、エスプレッソの水出しって感じ???
普段飲んでるアイスコーヒーとは確かに違う。。
こういうの普段と同じモノが違うのが、やっぱりステキだなぁ。
はぁ、十分満足したけど、ラストスパート♪

<ミニャルディーズ>
伊豆の香りの一口小菓子
ワンプレートに2人分が可愛く盛られて登場。
抹茶ムース、ガナッシュチョコと紅ほっぺイチゴ、チーズケーキだったかな?
紅茶と迷ったけどブレンドコーヒーでちょうどいい感じ。
ふーーー、ここまで2時間30分ちょっと。
たくさん食べてお腹いっぱいなんだけど、息苦しさはないというか。
料理のポーションは少なめだし、こってりしたものも少なかったからかな。
いつでもガッツリ食べたいA氏、「オレもお腹いっぱいになったよ」と満足そう。
でもその満足感の半分は、若いスタッフのかいがいしい接客にあるような気がする。
やっぱり接客って、大事だな。。。
_
ディナーの予約時間が迫ってる。
ここぞとばかりダイアン・フォン風ラップワンピースに着替えておめかし(笑)。
普段なかなか出番のない服だからウレシイ♪
A氏も春らしい、明るい色味の革ジャケット着用。
お風呂上りのディナーはカジュアルな格好のゲストも多いだろうケド、
やっぱりレストランとスタッフのみなさんに敬意と期待を込めて…、おしゃれモードで☆
別棟にあるレストラン「リュミエール」。
建物入り口前には夜風に吹かれながら、既に担当バトラーさんがスタンバイ。
「○○さま、お待ちしておりました」と笑顔でお出迎えしてくれる。
この宿ではスタッフがレストランや客室等とかっちり役割分担せず、
ひとりで複数の作業を横断して担当する最近スモールホテルで主流となりつつある
就業スタイルをとっているよう。

高い天井からスポットライトの明かりが控えめに落ちる店内。
効果的に木を使ったシャープな造りはまるでどこかのモダンな美術館のよう。
奥に深いレイアウトは印象的なカウンターが一直線に貫き、
フレンチでは相当珍しいはずのオープンキッチンスタイルを採用。
視線の先、バックカウンターは圧巻の全面ガラス張り。
妖しくライトアップされた森の木々が闇夜に浮かぶ、神秘的な光景が広がっている。
う~ん、イヤでも気分が高揚する仕掛けが満載♪
規模は違うけどガラスの向こうの闇夜の眺めは、
静岡なら浮月楼のライフタイムの雰囲気が近いかも。
席は一段上がったオペラシートとカウンター席とどちらかお好きな方を、と聞かれて
一瞬悩んだもののシェフの動きが楽しめるカウンターに決定♪
担当バトラーさん、ひざ掛けお持ちしましょうか、と細やかに気配りしてくれる。

フレンチに関して相当ウブな私。。
用意されているテーブルセットの麻のナプキンやクロスの
選び抜かれた上質感だけで、もうワクワク♪♪~
部屋で打ち合わせをした、スマートなソムリエさんが登場。
話しやすくてワイン以外にコースの料理について質問したことにも
それぞれ分かりやすく答えてくれる。

A氏はリストを見ながら悩んだ末に白ワインを。
私はお任せのカクテル。
濃い果実感とほど良い酸味と爽やかさがあって、甘すぎず食事にも合いそう。
ここで飲料は食後のカフェを除けばミネラルウォーターから別料金。
ワインはグラスで2000円ぐらいから。。
静岡ではなかなかそこまでのレストランはないけど、
ここまできたなら覚悟を決めましょうとも(笑)!
セレクトする皿もすんなり決まり、食前酒で口を潤して
いよいよ “La terre IZU 伊豆の大地” の コースがスタートです~♪

<アミューズ>
一口のお愉しみ
ガラスの器に品よく盛られた、冷たいトマトの一品。
これがコクのあるとても果実味豊かなトマトで、この後もトマトを使ったメニューがたくさん。

<冷前菜>
稲取沖の金目鯛のカルパッチョ春草風味 黒オリーブ・茄子・トマト 地中海をイメージして
伊豆でお馴染みのキンメダイ。
軽く焙ってパリッと焼けた皮が最高!
くやしいけど今まで伊豆で食べてきた煮付や刺身のキンメより、よっぽど美味しかった(笑)

<冷前菜>
大自然・伊豆の輝き リュミエール・アルカナ・イズ スペシャリテの一皿
私が追加料金で頼んだ、50種類の野菜プレート。
出てきたときはあまりの大きさと山盛り緑に、サラダピッツアかと思ったほど(笑)。
珍しい西洋野菜や季節の露地モノなど、フレッシュ・ボイル・グリル・フライなど
いろんな調理法でカラフルに50種類を盛り込んでいる。

<パン>
全粒粉パン、フランスパン、カンパーニュ等3~4種+トマトペースト
いいタイミングで出される小ぶりなパン。なくなればすぐ追加してくれる。
宿で焼いているそうで、どれもおいしい。
で、おいしいのがバターの代わりに出される、トマトペースト!
もちろんレストランオリジナルの手づくりペーストだそうで
濃厚なトマト&数種の野菜エキスとスパイスのバランスがよくて、喉越しもいい。
これってすごく納得。
フレンチでただでさえ胃が重くなりがちなのに、パンのバターで更に重くなるのって
身体ににやさしくないものね。
ここは新しいフレンチならではの発想だろうし、実際食べておいしいからすごくしっくりくる。
お土産で買って帰るゲスト続出だと聞いて、またまた納得。

<温前菜>
‘春‘ 出始めた貝類のグリエ ういきょうのエミュルション グリーンアニスの香り
ホタテがメインのグリル。
ういきょう=フェンネルと甘草のようなグリーンアニスを使ったスープが一緒に。
この魚介エキスがつまった風味濃厚なスープがすごく印象的。
やっぱりフレンチって一つの皿に色んな食材が入って手間がかかるし、
仕込みも食材を合わせるタイミングも大変そうだな~と改めて感心。

<魚料理>
香味オイルでポシェした富士の鱒 モリーユ茸のフリカッセと卵黄の球体ソース
ここで地元名産のマスが登場。
首都圏から来た人は喜んでくれるかな??
卵黄がのったアンチョビソースがすっごくおいしい♪
この卵黄もやたらにコクがあるし。。
ここまで食べて、どれも予想外に“味の輪郭”がハッキリしている上に重くなくてびっくり。
塩やバター・生クリームでなく、
素材の持ち味を凝縮して表現することに神経を張り詰めてるというか。
野菜がメイン、と謳うと料理店だと身体にはやさしいけど物足りないとか印象が薄い気が
するけど、このレストランはハッキリ皿の方向性が出るまで、完成度を突き詰めてそう。
ふ~~~~ん、
最近のフレンチってそういうものなのかーーー。。。
それにとにかく店内にスタッフがたくさん!
担当バトラーさんも複数のサービススタッフも、ちらっと視線を上げただけで
すぐに気付いて料理説明やらパンの追加やら、何くれとなく世話を焼いてくれる。
おかげで食事がとっても楽しい♪
空になった皿を適切なタイミングで下げてもらえるのだって、
実はものすごく気持ちのいいことだし。
これはもちろん、ネルたちがスタッフとの会話を楽しみたい、と
思っているのを汲んでのことだと思う。
そっとしておいてほしいゲストにはそれなりの対応を
きちんとしてくれる気配が、はっきり伝わってくるし。
この日のゲストの入りはざっと見、半分くらい。
一方レストランのスタッフは、ホールに厨房スタッフも含めれば15人以上はいそうな
雰囲気。ごく単純な計算ではこの日のディナーは1ゲストにほぼスタッフ1名、
になってしまいそう。。
この手厚い人員配置も普通と高級レストランの根本的な違いなんだろうな。。

<ミネラルウォーター>
スパークリング OREZZA オレッツア
途中ガス入りミネラルウォーターを追加。
フランス・地中海のコルシカ島の天然発泡水。いただくのは初めて。
気泡が繊細で後味すっきり、爽やかさではいつものペリエより断然おいしい☆
ラベルデザインもステキだし、これにしてヨカッタ~
続いてテーブル上には優雅なS字カーブが美しいライヨール・ナイフ。
ふふっ、いよいよメインの皿が登場です~♪

<肉料理>
こんがりローストした仔羊背肉と腿肉の低温キュイ 温かい南仏野菜のサラダ添え
手前のロールされた二つが背肉、パン粉のようなのがまぶされたのが腿肉。
どちらも瑞々しい、あっさり具合。

<肉料理>
ひらい牧場産 伊豆牛ロース肉のポワレ 牛テールのソース 伊豆野菜の付け合わせ
A氏が追加料金でオーダーした伊豆牛。
もともと伊豆牛☆大好きなネルたち。
伊豆旅の帰りはいつも大仁のひらい精肉店に寄り道してグラム200~300円の伊豆牛
切り落としやコマ切れを大量購入してるから、こんな端正な姿の伊豆牛とご対面する
のはなんだか…こそばゆいナ(笑)
ロース肉は相変わらずのおいしさ♪
とくに牛テールのソースが濃厚でおーいしーー♪
やっぱり自宅でいただく伊豆牛とはひと味もふた味も違います(笑)
あーー、でも家ではもっとガッツリ量を食べられるからなぁ。。。
あっという間に空になったお皿。
フロマージュはいかがですか、と勧められるけどもうワインて気分じゃないし…とパス。
次はデザートかな~とのんびり待っていたら、ふたりのクロスの真ん中に丸いプレートが
いきなりスーーーッと!

なんと宿からサプライズのケーキが!!!!
しかも席の周りを4人ぐらいのスタッフにぐるっと囲まれて一斉に超笑顔で、
おめでとうございます!の言葉も一緒に。
うっわ~~~~、アリガトウゴザイマス(…感激)。。
初めての滞在だし、ここまでしてもらえるとは本当に予想してなかった。。。
気恥ずかしいけど、やっぱりウレシイ♪
ふうつのお店でバイトの子に言われても嬉しいけど、やっぱりこういう場でサービスの
プロの人たちに祝ってもらえるのは格別。
あー自分もオトナになったんだなぁ。。。ってしみじみと思ってみたり(笑)
おいしいチョコレートケーキのプレートはこれだけでも十分満足♪
でもコースのデザートもしっかりいただきますよ~

<デセール>
焼いてないのにカリカリする黄金柑のクレームブリュレ
流れ出るジュースと伊豆蜂蜜のアロマ
地元産キンカンの爽やかさとクレームブリュレのとろっと甘いクリームがぴったり。
さくさくしたシャーベットもおいしい。
食後の飲み物はいろいろ選べたけど、ひと息つきたくてコーヒーで。
奥から何度か豆を挽く音が聞こえてたから、ちょっと期待♪

予想通り、中深煎りのブレンドコーヒー。
カップが大きめで、たっぷり飲める。

A氏のアイスコーヒー。
うわーーーー、おーいしーー。。アイスなのにきちんと苦味も風味も香りも、全部ある。
好き嫌いは分かれるかもしれないけど、エスプレッソの水出しって感じ???
普段飲んでるアイスコーヒーとは確かに違う。。
こういうの普段と同じモノが違うのが、やっぱりステキだなぁ。
はぁ、十分満足したけど、ラストスパート♪

<ミニャルディーズ>
伊豆の香りの一口小菓子
ワンプレートに2人分が可愛く盛られて登場。
抹茶ムース、ガナッシュチョコと紅ほっぺイチゴ、チーズケーキだったかな?
紅茶と迷ったけどブレンドコーヒーでちょうどいい感じ。
ふーーー、ここまで2時間30分ちょっと。
たくさん食べてお腹いっぱいなんだけど、息苦しさはないというか。
料理のポーションは少なめだし、こってりしたものも少なかったからかな。
いつでもガッツリ食べたいA氏、「オレもお腹いっぱいになったよ」と満足そう。
でもその満足感の半分は、若いスタッフのかいがいしい接客にあるような気がする。
やっぱり接客って、大事だな。。。
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2010年03月24日
宿08-1 アルカナ イズ_客室 [伊豆・天城湯ヶ島]
久しぶりの更新です♪
お祝い事があったので、大好きな中伊豆・天城湯ヶ島温泉へ
のんびり1泊2日のリゾートステイに行ってきました~
今回の旅のメインは 温泉と部屋でゆっくり すること。
そこで選んだのは
オーガニックフレンチの美食オーベルジュと評判の 「 arcana izu 」 。
全16室はすべて渓谷を望むリバービューのスイート仕様。
付属のテラスには24時間源泉かけ流しの露天風呂。
フロントや大浴場等のパブリックスペースはなく、他のゲストと顔を合わせるのは
ミシュラン星付店のシェフが監修するレストランでの食事時のみ。
チェックインやアウトは担当バトラーさんが客室で。
何かあれば24時間バトラーサービスが応えてくれるそう。
もちろんお値段はそれなりですが…
いいのです、たまにだからこんな散財も(笑)。
■arcana izu アルカナ イズ [オーベルジュ・リゾート]
伊豆市湯ヶ島1662
0558-85-2700
場所は修善寺からクルマで15分ぐらい。
落合楼や白壁荘のある、昔ながらの湯ヶ島温泉郷の集落に。

バス通り沿いあった石造りのサインを目印にクルマが敷地に入った途端、
ものの3秒で若いスタッフばかり3~4人が駆け寄ってくる!
ウワ~~いくらなんでも来てくれるの、早すぎマス(笑)
こんなに俊足で出迎えられたの初めて。
アプローチの入り口にセンサーか何かついてるのかも?

バレーサービスがあるからと用心して??クルマの中を整理しておいたからよかった
ものの、いつも通りスキだらけの格好&散らかった車内のままだったら…
あ~アブナイ、アブナイ(笑)
チェックイン時刻より30分ほど早く着いてしまったのを心配していたけど、
スタッフみなさん余裕の笑顔。
クルマを降りてキーを預けたらそのまま直行で客室に案内してもらえる。
部屋の用意がまだならその辺を散歩しようと思ってたから、
こういうちょっとしたこともウレシイ♪
アプローチから本格的な暖炉と薪のあるエントランスを抜けると、
庭園の向こうに独立したモダンな客室棟が3つ。
予約した「リバービュースイート」は中央の客室棟の2階。
客室は4カテゴリーあって、リバービュースイートは一番スタンダードなクラス。
それでも客室の扉を開けた途端、
目の前は窓いっぱいに広がる柔らかな伊豆の緑…

床から垂れ壁まであるピクチャーウインドウはフルハイト並みの開放感があって、
木と煉瓦を基調にした北欧スタイルの部屋構成にぴったり。
BGMは間近に迫る川音
時おり聞こえる小鳥のさえずり
あ~~~~寛ぎオーラ満載♪
部屋の広さはゆったり51平米。
家具類は少なめに、真っ白なリネンが気持ちいいハリウッドツインのシモンズ製ベッドに
キャビネット、ソファ&テーブルにランプとかなり厳選。

不必要なモノや色味、装飾を極力排した温もりのあるシンプルさが
居心地よくて自然とリラックスできる。
リビング横には専用露天風呂が眺められる大きな窓。

もちろんカーテンを閉めることもできるから入浴中に部屋から丸見え、なんて心配はなさそう(笑)
テーブルには記念日お祝いのメッセージといっしょにバラの花が。
このバラがホント素敵!

ごく薄く何重にも巻いた花弁がぽってり重くて、
ほんのり透き通る柔らかなピンクがとってもキレイ。
ローズパウダーみたいにやさしく立ち昇る芳香にウットリさせられる。
あーー宿の皆様、アリガトウゴザイマス!
それにしても色といい形といい、どうしてこんなに私の趣味にあってるんだろ(笑)???
こういう記念日サービスってお約束的にハイハイって感じで終わっちゃうことが多いけど
私のツボを確かについてくれるこのバラのチョイス。
限りなく偶然の一致だとは分かっていても…
この宿が評判になるの、何となくわかる気がする。。。
担当バトラーさんから部屋や露天風呂の説明を受けている間、
レストランのソムリエさんがウェルカムドリンクの
フレッシュ柚子ジュースを運んできてくれる。
これがまたオイシ~♪
繊細ないいグラスで出してくれるのも、気分がアガリマス。
ソムリエさんから名刺をいただき、ディナーの食前酒について簡単に打ち合わせ。
私はお任せで柑橘系のノンアルコールカクテルにすることに。
事前に今日のディナーコース説明のプリントアウトもいただけて、
チョイスできる皿がいくつかあることも判明。
肉好きA氏、メインは間違いなくプラス料金になる伊豆牛だろうな(笑)
冷蔵庫の中は気前よくすべてフリーサービス♪
瓶ビール・お茶缶・ミネラルウォーター・ニューサマーオレンジのジュースが各2人分。
コーヒーや紅茶はバトラーさんに頼めば用意して持ってきてくれるそう。
そっか、徹底してるナ…
加湿器をセットしてもらってバトラーさんが去った後、またびっくり。
散らかしてたロングブーツにはいつのまにか丁寧にシューキーパーが入れられて、
きちんと整頓されてる。
うわっ、細かいとこまで気遣いしてくれてるんだナ。。。
荷物を整理してひと段落したら持参のスニーカーに履き替えて、
もらった周辺マップを頼りに近所へおでかけ。
川端康成の小説にも登場した歴史の小道 「湯道」 を目指して。
急勾配の曲がりくねった細い山道に、知らずに息が上がる。
とはいえ小川と苔の山道は空気がとてつもなく清々しい。
30分の散策でほどよく身体もほぐれて、伊豆リゾートモードに完全スイッチ☆
部屋に戻って、いよいよ露天温泉~♪

川面に接したデッキテラスに作られた石造りの露天風呂。
大人2人でもゆったりのびのびできる広さ。
かなり深くて首まですっぽり、100%源泉の湯に贅沢につかれる。
湯口からは24時間源泉があふれて湯船を満たしてくれている。
温度調節用に、源泉と水の蛇口がそれぞれあるのがぬる湯好きにはとっても快適。
泉質は カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉
泉温46℃、低張性・弱アルカリ性・高温泉
聞くのを忘れてしまったけど、部屋に備え付けの温泉分析票を見ると
はっきりはしないけど自家源泉ではなく引湯しているような雰囲気。
湯はさらっとしていて無色、無味無臭。
わかりやすい特徴のある泉質ではないけれど、中伊豆らしく長湯してもつかれない、
身体のコリが自然にほどけていくような肌なじみのいいお湯。
顔を洗っても刺激が少なくて、肌への浸透がいい気がする?
肌の水分が抜けて乾燥することがなくて、逆にふんわり柔らかくなるような。。
すぐそばに狩野川のせせらぎと森の緑
午後の日差しと吹き抜ける風…

滔々と溢れる大地の湯
白い湯けむり、ふわ~
湯船に沈められた腰掛け椅子で半身浴。
3月のまだ冷たい風も火照った身体にはちょうどいいくらい。
はぁ、来てヨカッタな…。。。
湯上りは冷蔵庫のビールをシュポッ。
宿のコンセプトで部屋にテレビはないので
BOSEのスピーカーシステムでA氏持参のCDをかける。
ふ~、快適快適。。
A氏は広々ソファにどかっと身体を投げ出してDS(笑)、
私は広々ベッドで読書。
視界に入るのは外界の緑とシンプルなインテリアだけ。
はぁ~、リラックス。。。
こんな温もりと清潔感のある、必要十分に引き算された空間って
実はものスゴク贅沢だったんだなぁ。。。
_
お祝い事があったので、大好きな中伊豆・天城湯ヶ島温泉へ
のんびり1泊2日のリゾートステイに行ってきました~
今回の旅のメインは 温泉と部屋でゆっくり すること。
そこで選んだのは
オーガニックフレンチの美食オーベルジュと評判の 「 arcana izu 」 。
全16室はすべて渓谷を望むリバービューのスイート仕様。
付属のテラスには24時間源泉かけ流しの露天風呂。
フロントや大浴場等のパブリックスペースはなく、他のゲストと顔を合わせるのは
ミシュラン星付店のシェフが監修するレストランでの食事時のみ。
チェックインやアウトは担当バトラーさんが客室で。
何かあれば24時間バトラーサービスが応えてくれるそう。
もちろんお値段はそれなりですが…
いいのです、たまにだからこんな散財も(笑)。
■arcana izu アルカナ イズ [オーベルジュ・リゾート]
伊豆市湯ヶ島1662
0558-85-2700
場所は修善寺からクルマで15分ぐらい。
落合楼や白壁荘のある、昔ながらの湯ヶ島温泉郷の集落に。

バス通り沿いあった石造りのサインを目印にクルマが敷地に入った途端、
ものの3秒で若いスタッフばかり3~4人が駆け寄ってくる!
ウワ~~いくらなんでも来てくれるの、早すぎマス(笑)
こんなに俊足で出迎えられたの初めて。
アプローチの入り口にセンサーか何かついてるのかも?

バレーサービスがあるからと用心して??クルマの中を整理しておいたからよかった
ものの、いつも通りスキだらけの格好&散らかった車内のままだったら…
あ~アブナイ、アブナイ(笑)
チェックイン時刻より30分ほど早く着いてしまったのを心配していたけど、
スタッフみなさん余裕の笑顔。
クルマを降りてキーを預けたらそのまま直行で客室に案内してもらえる。
部屋の用意がまだならその辺を散歩しようと思ってたから、
こういうちょっとしたこともウレシイ♪
アプローチから本格的な暖炉と薪のあるエントランスを抜けると、
庭園の向こうに独立したモダンな客室棟が3つ。
予約した「リバービュースイート」は中央の客室棟の2階。
客室は4カテゴリーあって、リバービュースイートは一番スタンダードなクラス。
それでも客室の扉を開けた途端、
目の前は窓いっぱいに広がる柔らかな伊豆の緑…

床から垂れ壁まであるピクチャーウインドウはフルハイト並みの開放感があって、
木と煉瓦を基調にした北欧スタイルの部屋構成にぴったり。
BGMは間近に迫る川音
時おり聞こえる小鳥のさえずり
あ~~~~寛ぎオーラ満載♪
部屋の広さはゆったり51平米。
家具類は少なめに、真っ白なリネンが気持ちいいハリウッドツインのシモンズ製ベッドに
キャビネット、ソファ&テーブルにランプとかなり厳選。

不必要なモノや色味、装飾を極力排した温もりのあるシンプルさが
居心地よくて自然とリラックスできる。
リビング横には専用露天風呂が眺められる大きな窓。

もちろんカーテンを閉めることもできるから入浴中に部屋から丸見え、なんて心配はなさそう(笑)
テーブルには記念日お祝いのメッセージといっしょにバラの花が。
このバラがホント素敵!

ごく薄く何重にも巻いた花弁がぽってり重くて、
ほんのり透き通る柔らかなピンクがとってもキレイ。
ローズパウダーみたいにやさしく立ち昇る芳香にウットリさせられる。
あーー宿の皆様、アリガトウゴザイマス!
それにしても色といい形といい、どうしてこんなに私の趣味にあってるんだろ(笑)???
こういう記念日サービスってお約束的にハイハイって感じで終わっちゃうことが多いけど
私のツボを確かについてくれるこのバラのチョイス。
限りなく偶然の一致だとは分かっていても…
この宿が評判になるの、何となくわかる気がする。。。
担当バトラーさんから部屋や露天風呂の説明を受けている間、
レストランのソムリエさんがウェルカムドリンクの
フレッシュ柚子ジュースを運んできてくれる。
これがまたオイシ~♪
繊細ないいグラスで出してくれるのも、気分がアガリマス。
ソムリエさんから名刺をいただき、ディナーの食前酒について簡単に打ち合わせ。
私はお任せで柑橘系のノンアルコールカクテルにすることに。
事前に今日のディナーコース説明のプリントアウトもいただけて、
チョイスできる皿がいくつかあることも判明。
肉好きA氏、メインは間違いなくプラス料金になる伊豆牛だろうな(笑)
冷蔵庫の中は気前よくすべてフリーサービス♪
瓶ビール・お茶缶・ミネラルウォーター・ニューサマーオレンジのジュースが各2人分。
コーヒーや紅茶はバトラーさんに頼めば用意して持ってきてくれるそう。
そっか、徹底してるナ…
加湿器をセットしてもらってバトラーさんが去った後、またびっくり。
散らかしてたロングブーツにはいつのまにか丁寧にシューキーパーが入れられて、
きちんと整頓されてる。
うわっ、細かいとこまで気遣いしてくれてるんだナ。。。
荷物を整理してひと段落したら持参のスニーカーに履き替えて、
もらった周辺マップを頼りに近所へおでかけ。
川端康成の小説にも登場した歴史の小道 「湯道」 を目指して。
急勾配の曲がりくねった細い山道に、知らずに息が上がる。
とはいえ小川と苔の山道は空気がとてつもなく清々しい。
30分の散策でほどよく身体もほぐれて、伊豆リゾートモードに完全スイッチ☆
部屋に戻って、いよいよ露天温泉~♪

川面に接したデッキテラスに作られた石造りの露天風呂。
大人2人でもゆったりのびのびできる広さ。
かなり深くて首まですっぽり、100%源泉の湯に贅沢につかれる。
湯口からは24時間源泉があふれて湯船を満たしてくれている。
温度調節用に、源泉と水の蛇口がそれぞれあるのがぬる湯好きにはとっても快適。
泉質は カルシウム・ナトリウム・硫酸塩温泉
泉温46℃、低張性・弱アルカリ性・高温泉
聞くのを忘れてしまったけど、部屋に備え付けの温泉分析票を見ると
はっきりはしないけど自家源泉ではなく引湯しているような雰囲気。
湯はさらっとしていて無色、無味無臭。
わかりやすい特徴のある泉質ではないけれど、中伊豆らしく長湯してもつかれない、
身体のコリが自然にほどけていくような肌なじみのいいお湯。
顔を洗っても刺激が少なくて、肌への浸透がいい気がする?
肌の水分が抜けて乾燥することがなくて、逆にふんわり柔らかくなるような。。
すぐそばに狩野川のせせらぎと森の緑
午後の日差しと吹き抜ける風…

滔々と溢れる大地の湯
白い湯けむり、ふわ~
湯船に沈められた腰掛け椅子で半身浴。
3月のまだ冷たい風も火照った身体にはちょうどいいくらい。
はぁ、来てヨカッタな…。。。
湯上りは冷蔵庫のビールをシュポッ。
宿のコンセプトで部屋にテレビはないので
BOSEのスピーカーシステムでA氏持参のCDをかける。
ふ~、快適快適。。
A氏は広々ソファにどかっと身体を投げ出してDS(笑)、
私は広々ベッドで読書。
視界に入るのは外界の緑とシンプルなインテリアだけ。
はぁ~、リラックス。。。
こんな温もりと清潔感のある、必要十分に引き算された空間って
実はものスゴク贅沢だったんだなぁ。。。
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