2008年04月29日
京10 岩さき [釜座・中京区]
いつもの祇園界隈から大きく逸れた、繁華街の向こう側。
京都市役所も越えて、御池通沿いをずんずんと西のビジネス街に向かって。
近所の子どもの自転車が通り過ぎるような普段の暮らしがあふれる、
静かな釜座(かまんざ)通の割烹へ。
■割烹 岩さき [日本料理]
京都市中京区釜座通御池上ル723
075-212-7800
予約を入れたのはご主人が「和久傳」「祇園 丸山」で修行、さらに名旅館「柊家旅館」では
20代のうちから料理長を勤めていたと聞いたから。

店先には明かりが灯り、赤い暖簾とまだ蕾の固い桜の木。
二人してちょっとばかり緊張しながら、店内へ。
迎えてくれたのは柔らかい色目の着物を粋に着こなした奥様とお母様。
お二人ともパールの半襟で、清楚に華やか。
全く気取ったところのない、はつらつとした笑顔の奥様にA氏もネルもひと安心(笑)。
本日最初の来訪客だったネルたち。7席ほどのL字型カウンターの「お好きな席へどうぞ」
と勧められ、板場の見える席に腰掛ける。

う~ん、やっぱりキレイだ。
檜の分厚いまな板も、ピカピカの調理台も、鮫皮のわさびおろしも。
所定の位置にきちんとあって、余分なモノも色味もまったくない。
今日は8400円のコース。

まずは桜湯。

そして伏せられていた杯に菊水を注いでもらい、ひとくち。
さあ、さあ、食べますか。ほど良く心地よい緊張感。
先付けはウニ、海老、菜の花、帆立。

ネルはほんと、こんなのが一番好き(笑)。旬のそのままをおいしく取り合わせて、
それぞれの持ち味をあっさりと楽しめるのが和食の良さ。
焙った帆立の品のいい旨みに、やっぱりここは京都だなあ~~と実感。
この染付の器もステキな色合いで。

お椀もなかなか。すっと通り抜けるダシの味の向こう側を感じたくて、どんどんいただく。
観光客らしいネルたちの様子から京都らしい世間話をしてくれたり、こちらから話しやすい
きっかけを提供してくれる奥様。上手にネルたちを飽きさせない。
もっと繁華街で店を出そうと思わなかったのですか、なんてネルの不躾な問いにも
朗らかに答えてくれたりしてくれる。
お母様も何くれとなく気を配ってくれる。
はじめてのネルたちでもそれが気詰まりでなく、自然と受け入れられる。
やっぱりお母様も笑顔が朗らかだからかな。
色白で大きな目がきらきらと輝く、歌舞伎役者みたいに男前なご主人。
働く姿もサマになっていて、板場の中の人がこんなに華やいでみえるのは初めての感覚。
話しかけられるのが意外と苦手なA氏も、今回はどうやら嫌ではないらしい。
サスガ、です!


お造りは甘鯛とトロと、ウドだったか黒いのは海苔だったか。。おいしいけれどこの量、
あっという間に通りすぎてしまう。醤油とポン酢の二種が使いきれないほど。
焼物もきちんと染み込んだ味。
わさびが必要になると、奥様がそのつど板場の隅に置かれた鮫皮のおろしでネルたちの
分だけおろして。鮫皮はキレイに洗われてもとの位置へ。
この流れを必要な度繰り返す。
こんな小さな所作もおもてなしの一部だと思うし、ネルが割烹を好きな理由のひとつなんだろうな、と奥様の手元を見つつ回想モードに(笑)。

お凌ぎのごはん。
もち米なのか、ちょうど良くねっとりしていて温かいおだしとぴったり。

そして炊き合わせの鍋。
鯛に若布、茗荷、筍、ウドほか山菜、そして鯛の白子。
もう春満開、全開~!の取り合わせ(笑)。
もうちょっと早く来れば、ネルの好きな山菜の天ぷらの時期に間に合ったかもなぁ、くぅ!
そうそう、この花ひらいたような美しい鍋は、おそらくは有次のうどん鍋。
銅板の打ち目が鈍く輝いて、とってもステキ…。ふぁぁ~欲しいなぁ。。
家で使ってみたいけど、こんな品のいい鍋で、似合うものなんて作れるのかなぁ~

筍おいしい。鼻腔の奥までふんわり広がるおダシで、舌も心も満足。
でもなぁ、筍焼いたのもたべたいなぁ~。。
ってこれは予約時言うべきだったね。惜しいことした!

酢の物で一旦〆て。
肉は一切出ていないけど、そこそこお腹もいい感じ。
肉好きのA氏も、今回はそれなりに満足そう。

「ごはん、どうですか」の声で、ついに炊きたてご飯が登場~♪
お客ごと個別の土釜で炊いた白ご飯を、目の前で釜からよそってもらう。
お米はご主人の実家のお父さんが作っている白米だそう。
こんな贅沢、静岡ではなかなかお目にかかれない。
小さいながらもどっしりと恰幅のいい茶色い土釜。
聞けば作家モノだそうで、藁の鍋敷きや木の蓋もガツンと立派♪
土釜の側面にはおねばが吹きこぼれた白い跡が幾筋か。
自分たちのためだけに、時間を考えて炊き上げてくれたごはん。
たまにだけどガスと鍋でご飯を炊くネル、その手間はしっかり分かるつもりです♪
目の前の白ご飯、ふんわりつるっと、ピカピカ。
「少しだけおこげをつくる火加減、最近分かってきまして」と言いながら今度はおこげの
入った2膳目をよそってくれる奥様。

香の物とお味噌汁もぴたっと決まった味。
お母さんのお手製だというちりめん山椒にも、ついつい手が伸びる。

最後は果物で。
緑の丸いのはベビーキウィというそう。
はぁーー、ごちそうさまでした!
…宿に帰って、ひといき。
結局今回はしゃべってばかりで、どうも味の方の記憶が薄くて…(笑)。
でも間違いなくどれも端整で、品良くおいしいかった。
ただもうちょっと、出る食材を聞いたり好みの調理方法を伝えるとか、予約をもっと上手に
入れとけばな~なんて次に繋がる発見も。
おそらく常連さんもはじめての観光客も、同じように笑顔で迎えてくれる店。
こんなお店だから、人気店になるんだろうな♪
<今日のお会計>
19700円ぐらい・2名/コース8400円×2、生ビール×2
<店を出て>
ネル:★★★♪☆☆/華のある料理と人で、京都らしさを存分に
立地や店の造りは控えめだけど、料理と人はとっても京都らしいお店。
安くはないけど内容や接客を考えれば納得できそう。その都度自分たち
のために手をかけてくれるのは、うれしいもの。昼もあるけど夜がいいかも。
A氏:★★★★☆/おいしいし、感じが良かった
予約のときも、道が分からなくて電話をしたときも感じが良くて。店に入って
もやっぱりそう。量は少なめけど、どれもしっかりしてるし、お鍋やごはんが
おいしいから満足できる。イキイキ働いてる人の姿は、気持ちがいいね。
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京都市役所も越えて、御池通沿いをずんずんと西のビジネス街に向かって。
近所の子どもの自転車が通り過ぎるような普段の暮らしがあふれる、
静かな釜座(かまんざ)通の割烹へ。
■割烹 岩さき [日本料理]
京都市中京区釜座通御池上ル723
075-212-7800
予約を入れたのはご主人が「和久傳」「祇園 丸山」で修行、さらに名旅館「柊家旅館」では
20代のうちから料理長を勤めていたと聞いたから。
店先には明かりが灯り、赤い暖簾とまだ蕾の固い桜の木。
二人してちょっとばかり緊張しながら、店内へ。
迎えてくれたのは柔らかい色目の着物を粋に着こなした奥様とお母様。
お二人ともパールの半襟で、清楚に華やか。
全く気取ったところのない、はつらつとした笑顔の奥様にA氏もネルもひと安心(笑)。
本日最初の来訪客だったネルたち。7席ほどのL字型カウンターの「お好きな席へどうぞ」
と勧められ、板場の見える席に腰掛ける。
う~ん、やっぱりキレイだ。
檜の分厚いまな板も、ピカピカの調理台も、鮫皮のわさびおろしも。
所定の位置にきちんとあって、余分なモノも色味もまったくない。
今日は8400円のコース。
まずは桜湯。
そして伏せられていた杯に菊水を注いでもらい、ひとくち。
さあ、さあ、食べますか。ほど良く心地よい緊張感。
先付けはウニ、海老、菜の花、帆立。
ネルはほんと、こんなのが一番好き(笑)。旬のそのままをおいしく取り合わせて、
それぞれの持ち味をあっさりと楽しめるのが和食の良さ。
焙った帆立の品のいい旨みに、やっぱりここは京都だなあ~~と実感。
この染付の器もステキな色合いで。
お椀もなかなか。すっと通り抜けるダシの味の向こう側を感じたくて、どんどんいただく。
観光客らしいネルたちの様子から京都らしい世間話をしてくれたり、こちらから話しやすい
きっかけを提供してくれる奥様。上手にネルたちを飽きさせない。
もっと繁華街で店を出そうと思わなかったのですか、なんてネルの不躾な問いにも
朗らかに答えてくれたりしてくれる。
お母様も何くれとなく気を配ってくれる。
はじめてのネルたちでもそれが気詰まりでなく、自然と受け入れられる。
やっぱりお母様も笑顔が朗らかだからかな。
色白で大きな目がきらきらと輝く、歌舞伎役者みたいに男前なご主人。
働く姿もサマになっていて、板場の中の人がこんなに華やいでみえるのは初めての感覚。
話しかけられるのが意外と苦手なA氏も、今回はどうやら嫌ではないらしい。
サスガ、です!
お造りは甘鯛とトロと、ウドだったか黒いのは海苔だったか。。おいしいけれどこの量、
あっという間に通りすぎてしまう。醤油とポン酢の二種が使いきれないほど。
焼物もきちんと染み込んだ味。
わさびが必要になると、奥様がそのつど板場の隅に置かれた鮫皮のおろしでネルたちの
分だけおろして。鮫皮はキレイに洗われてもとの位置へ。
この流れを必要な度繰り返す。
こんな小さな所作もおもてなしの一部だと思うし、ネルが割烹を好きな理由のひとつなんだろうな、と奥様の手元を見つつ回想モードに(笑)。
お凌ぎのごはん。
もち米なのか、ちょうど良くねっとりしていて温かいおだしとぴったり。
そして炊き合わせの鍋。
鯛に若布、茗荷、筍、ウドほか山菜、そして鯛の白子。
もう春満開、全開~!の取り合わせ(笑)。
もうちょっと早く来れば、ネルの好きな山菜の天ぷらの時期に間に合ったかもなぁ、くぅ!
そうそう、この花ひらいたような美しい鍋は、おそらくは有次のうどん鍋。
銅板の打ち目が鈍く輝いて、とってもステキ…。ふぁぁ~欲しいなぁ。。
家で使ってみたいけど、こんな品のいい鍋で、似合うものなんて作れるのかなぁ~
筍おいしい。鼻腔の奥までふんわり広がるおダシで、舌も心も満足。
でもなぁ、筍焼いたのもたべたいなぁ~。。
ってこれは予約時言うべきだったね。惜しいことした!
酢の物で一旦〆て。
肉は一切出ていないけど、そこそこお腹もいい感じ。
肉好きのA氏も、今回はそれなりに満足そう。
「ごはん、どうですか」の声で、ついに炊きたてご飯が登場~♪
お客ごと個別の土釜で炊いた白ご飯を、目の前で釜からよそってもらう。
お米はご主人の実家のお父さんが作っている白米だそう。
こんな贅沢、静岡ではなかなかお目にかかれない。
小さいながらもどっしりと恰幅のいい茶色い土釜。
聞けば作家モノだそうで、藁の鍋敷きや木の蓋もガツンと立派♪
土釜の側面にはおねばが吹きこぼれた白い跡が幾筋か。
自分たちのためだけに、時間を考えて炊き上げてくれたごはん。
たまにだけどガスと鍋でご飯を炊くネル、その手間はしっかり分かるつもりです♪
目の前の白ご飯、ふんわりつるっと、ピカピカ。
「少しだけおこげをつくる火加減、最近分かってきまして」と言いながら今度はおこげの
入った2膳目をよそってくれる奥様。
香の物とお味噌汁もぴたっと決まった味。
お母さんのお手製だというちりめん山椒にも、ついつい手が伸びる。
最後は果物で。
緑の丸いのはベビーキウィというそう。
はぁーー、ごちそうさまでした!
…宿に帰って、ひといき。
結局今回はしゃべってばかりで、どうも味の方の記憶が薄くて…(笑)。
でも間違いなくどれも端整で、品良くおいしいかった。
ただもうちょっと、出る食材を聞いたり好みの調理方法を伝えるとか、予約をもっと上手に
入れとけばな~なんて次に繋がる発見も。
おそらく常連さんもはじめての観光客も、同じように笑顔で迎えてくれる店。
こんなお店だから、人気店になるんだろうな♪
<今日のお会計>
19700円ぐらい・2名/コース8400円×2、生ビール×2
<店を出て>
ネル:★★★♪☆☆/華のある料理と人で、京都らしさを存分に
立地や店の造りは控えめだけど、料理と人はとっても京都らしいお店。
安くはないけど内容や接客を考えれば納得できそう。その都度自分たち
のために手をかけてくれるのは、うれしいもの。昼もあるけど夜がいいかも。
A氏:★★★★☆/おいしいし、感じが良かった
予約のときも、道が分からなくて電話をしたときも感じが良くて。店に入って
もやっぱりそう。量は少なめけど、どれもしっかりしてるし、お鍋やごはんが
おいしいから満足できる。イキイキ働いてる人の姿は、気持ちがいいね。
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2008年04月24日
052 ガラムマサラ [伊豆・伊豆高原]
もうひとつ、伊豆にあるお気に入りのカレー屋さん。
伊豆高原駅から桜並木をずっと上がって、別荘や保養所が密集してるあたりに
建つゆったりとしたお店。
白と茶色が基調の落ち着いた外観は、品のいい喫茶店のよう。

■ガラムマサラ [カレー]
伊東市池893-130
0557-53-5566

カレーは5種類。
といってもどれもスパイスの配合、スープストックも変えてイチから仕込んだもの。
化学調味料や砂糖はもちろん、小麦粉やカレー粉も不使用でベースはじっくり
炒めた玉ネギ、とろみは野菜と果物だけで出している。
そう、ほぼすべてがご主人のオリジナルレシピ。
一番合う辛さをそのカレーごと追求しているから、辛さの調整はできないそう。
ただその仕込みはものすごく大変らしい。
スパイスはホールからその都度挽いて、ビーフカレーの肉は大きな塊を買い付けて
自ら切り分け、チキンカレーの肉は一度全体を焙ってから煮込みへ。
エビカレーのエビは殻付きのをひとつひとつ剥いて、その殻でダシを取るそう。
仲の良さそうなオーナーご夫妻は、50代を超えたぐらい。
二人で大量の肉塊を焙ったり、エビの殻剥きするのはなかなか骨の折れる作業に
違いない。でも店内はそんな雑事は感じさせないほど、避暑地の喫茶店のように静かな
落ち着いた空間になっている。
ネルはエビカレー、A氏はチキンカレーをオーダー。
まずは千切りの紅ショウガとらっきょうが出てくる。
登場したカレー、平皿に盛られたご飯と別にカレーが小さな丸い壷に入ってくる。
全体のボリュームは女性でちょうどいいくらいかな。
トロトロの壷からは独特の香リが立ち昇ってくる。
エビカレーはもう、完全な鬼殻焼きフレーバー。
目の前に焼いたエビが置かれてるみたい。
ビーフカレーもインド風のこっくりと複雑で、スパイシーな香りが漂ってくる。

緑色っぽいエビカレーをひとくち。うわぁっっ、辛いよ。。。
辛いモノが得意じゃないネルには、二口目を躊躇させるくらいの辛さ。

でも濃厚なエビダシの旨みに惹かれて、もうひとくち。
じわじわ辛みが口全体をおおっていく。
辛さの向こう側にじんわりコクが感じられる。
こんなエビカレー、全く食べたことないなぁ。
入っている大き目のエビは歯切れよく堅めで、プリプリ。
辛いんだけど、でもまた手が伸びて。結局どんどん食べてしまう。

赤身を帯びたオレンジ色のチキンカレー。やっぱり、かなり辛い。
でもよく煮込んで角がないから、少しずつでも食べたくなる。
焙ってあるというチキン、さすがにおいしい。
噛んでほろほろ崩れる具合がちょうどいい。
どちらもダシを味わうタイプのカレーな気がする。
欧風や家庭的なカレーが好きな人には、カレーと思えない位かも。
お水をどんどんいただきながら、あっという間に完食。
や~~~、汗かいた!
A氏も辛いけどオイシイよ、といいながら大汗。
セットになっていたヨーグルトでひと心地。。
ほっとして窓辺に目を遣れば、伊豆高原の気持ちのいい緑が広がっている。
その中にリスを発見、しかも二匹も!

店の奥は一面ガラス窓で、木漏れ日がほどよく差し込んでいる。
居ながらにして小鳥が飛び交う様が見られるのも、伊豆高原の店ならではの特権。
やっぱり伊豆に来たなら地魚、にプラスして、こんなきちんと手のかけられた食事を
するのも伊豆の楽しみ方のひとつかも。
<今日のお会計>
2550円・2名/エビのカリー1350円、チキンのカリー1200円
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/ダシを楽しむ、和食好きにはおいしいカレー
エビのダシがものすごくてびっくり。もう少し辛さ抑えめだったら、ネル
にももっとおいしさが分かると思う。量を考えると値段は高めかな。。
でも観光地のど真ん中でここまでおいしいものなら、納得です。
A氏:★★★☆☆/カレーっぽくないカレー
チキンカレーおいしかった。辛さもちょうど良かったし。でも自分好みのカレー
ではなかったかなあ。値段がもう少し手頃なら大盛にしたり他のカレーも試
してみたかった。次はビーフかな。店内からリスが見れるのは面白い(笑)
_
伊豆高原駅から桜並木をずっと上がって、別荘や保養所が密集してるあたりに
建つゆったりとしたお店。
白と茶色が基調の落ち着いた外観は、品のいい喫茶店のよう。
■ガラムマサラ [カレー]
伊東市池893-130
0557-53-5566
カレーは5種類。
といってもどれもスパイスの配合、スープストックも変えてイチから仕込んだもの。
化学調味料や砂糖はもちろん、小麦粉やカレー粉も不使用でベースはじっくり
炒めた玉ネギ、とろみは野菜と果物だけで出している。
そう、ほぼすべてがご主人のオリジナルレシピ。
一番合う辛さをそのカレーごと追求しているから、辛さの調整はできないそう。
ただその仕込みはものすごく大変らしい。
スパイスはホールからその都度挽いて、ビーフカレーの肉は大きな塊を買い付けて
自ら切り分け、チキンカレーの肉は一度全体を焙ってから煮込みへ。
エビカレーのエビは殻付きのをひとつひとつ剥いて、その殻でダシを取るそう。
仲の良さそうなオーナーご夫妻は、50代を超えたぐらい。
二人で大量の肉塊を焙ったり、エビの殻剥きするのはなかなか骨の折れる作業に
違いない。でも店内はそんな雑事は感じさせないほど、避暑地の喫茶店のように静かな
落ち着いた空間になっている。
ネルはエビカレー、A氏はチキンカレーをオーダー。
まずは千切りの紅ショウガとらっきょうが出てくる。
登場したカレー、平皿に盛られたご飯と別にカレーが小さな丸い壷に入ってくる。
全体のボリュームは女性でちょうどいいくらいかな。
トロトロの壷からは独特の香リが立ち昇ってくる。
エビカレーはもう、完全な鬼殻焼きフレーバー。
目の前に焼いたエビが置かれてるみたい。
ビーフカレーもインド風のこっくりと複雑で、スパイシーな香りが漂ってくる。
緑色っぽいエビカレーをひとくち。うわぁっっ、辛いよ。。。
辛いモノが得意じゃないネルには、二口目を躊躇させるくらいの辛さ。
でも濃厚なエビダシの旨みに惹かれて、もうひとくち。
じわじわ辛みが口全体をおおっていく。
辛さの向こう側にじんわりコクが感じられる。
こんなエビカレー、全く食べたことないなぁ。
入っている大き目のエビは歯切れよく堅めで、プリプリ。
辛いんだけど、でもまた手が伸びて。結局どんどん食べてしまう。
赤身を帯びたオレンジ色のチキンカレー。やっぱり、かなり辛い。
でもよく煮込んで角がないから、少しずつでも食べたくなる。
焙ってあるというチキン、さすがにおいしい。
噛んでほろほろ崩れる具合がちょうどいい。
どちらもダシを味わうタイプのカレーな気がする。
欧風や家庭的なカレーが好きな人には、カレーと思えない位かも。
お水をどんどんいただきながら、あっという間に完食。
や~~~、汗かいた!
A氏も辛いけどオイシイよ、といいながら大汗。
セットになっていたヨーグルトでひと心地。。
ほっとして窓辺に目を遣れば、伊豆高原の気持ちのいい緑が広がっている。
その中にリスを発見、しかも二匹も!
店の奥は一面ガラス窓で、木漏れ日がほどよく差し込んでいる。
居ながらにして小鳥が飛び交う様が見られるのも、伊豆高原の店ならではの特権。
やっぱり伊豆に来たなら地魚、にプラスして、こんなきちんと手のかけられた食事を
するのも伊豆の楽しみ方のひとつかも。
<今日のお会計>
2550円・2名/エビのカリー1350円、チキンのカリー1200円
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/ダシを楽しむ、和食好きにはおいしいカレー
エビのダシがものすごくてびっくり。もう少し辛さ抑えめだったら、ネル
にももっとおいしさが分かると思う。量を考えると値段は高めかな。。
でも観光地のど真ん中でここまでおいしいものなら、納得です。
A氏:★★★☆☆/カレーっぽくないカレー
チキンカレーおいしかった。辛さもちょうど良かったし。でも自分好みのカレー
ではなかったかなあ。値段がもう少し手頃なら大盛にしたり他のカレーも試
してみたかった。次はビーフかな。店内からリスが見れるのは面白い(笑)
_
2008年04月23日
051 六文銭 [静岡・東草深町]
なんだかとっても懐かしい、長谷通り。
高校生の頃は市民体育館に向かう通り道だったし、
ある一時はこの近くのお堀沿いで、一人暮らししたことも。
静岡で高校生活を送るなら、一度は行きたい「大やきいも」は今日も健在。
でもネルは常連校の制服じゃなかったから、どうも気後れしてまだ入ったことなくて…。
その大やきいもの何軒か隣のカレー屋さん。
外に張り出された大きなメニューには「学割り150円」の文字。
メニューはすべて1000円以下。なんかいいなぁ、こういうの。

■カレー屋 六文銭 [カレー専門店]
静岡市葵区東草深町4-15
054-246-1818
店内はシンプル、すっきりと。直線的な木のテーブルとイスの喫茶店風。

目に入ってくるキッチンパネルもきちんと清潔で、店内の空気も澄んでいる。
テーブルの上にはすずらんの生花が一挿し。
本棚には少年マンガいっぱいと週刊誌、スポーツ新聞。
席には灰皿、薬味のらっきょう・福神漬・アーモンドスライスがセット済み。

もうA氏、この辺から目がウキウキ(笑)。
男性にとっての居心地って、こういうモノが必要なんだ、と改めて納得するネル。
メニューは基本カレーのみで、あとはトッピングとドリンク。
カレーはビーフ、ポーク、チキン、海老と帆立、野菜、キーマ、甘口ひき肉とベーシック。
辛さは激辛-辛口-中辛辛め-中辛-甘口の5段階で選べて、基本が辛口。
ネルはビーフの中辛、A氏はチキンの辛口をオーダー。
まずはセットのレーズン入りミニサラダ。続いてどどどん、と二皿が同時に登場~♪
ぱっと見は同じ色、形。
でもこのカレーにはあまり見られないソフトな照り具合、相当においしそう。。

ビーフを口に含むと、あららっ、何か果物ををすりつぶしたようなフルーティーでトロトロ。
ベースに挽肉らしきものがたくさん入っている。
2番目の辛さだからだろうけど、辛すぎないからしっかり野菜と果物ベースの旨みが
伝わってきてスイスイ食べられる。
このスパイスが、といった飛びぬけた主張はあまりなく、欧風やインド風な香りもそれほど
感じられなくて。ましてや家庭のカレーとは全く違う。
ベースは甘口の挽肉カレーっぽいけど、これはオーナーのオリジナルが相当入ってそう。。

辛口のチキンもスパイスの臭みが全くない。
心地いいマイルドな辛さが甘辛いベースに載って、じんわり身体が火照るくらいのちょうど
良さ。ライスが水分を含んだ適度な柔らかさなのも、食べ慣れた味でほっとする。
ひとりでやっているマスター、何度も水のお替りを注ぎに来てくれる。
職人気質な人かと思えばそうでもなく、明るい声&表情で安心できる。
この辺の人柄が学割とかお店の入りやすさに繋がっているのかも。

みんなが好きなベーシックメニューを、シンプルにおいしく、いつでも通える値段で
提供してくれるお店。こんなお店がもっと見つけられるといいな♪
<今日のお会計>
1550円・2名/チキンカレー750円、ビーフカレー850円(女性割引50円適用)
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/素直に分かりやすくて、おいしいカレー
女性割引50円&「女性はちょっと少なめに盛ります」とか、お店の雰囲気
と嫌味なくマッチしていて。フルーティーな甘めベースがあるのは辛さが苦
手な人にはうれしい。市販のルーから作るカレーじゃ、もう満足できないかも…
A氏:★★★★☆/カレー屋さんぽくないのに、本格カレー
味からしたら、かなりのお手頃価格だと思う。大盛(+100円)は安いし
辛さが選べるし、らっきょうがあるのもいいね~。サラダのドレッシング
も旨い。駐車場があるから、今度から街中で仕事のときは寄りたいな。
高校生の頃は市民体育館に向かう通り道だったし、
ある一時はこの近くのお堀沿いで、一人暮らししたことも。
静岡で高校生活を送るなら、一度は行きたい「大やきいも」は今日も健在。
でもネルは常連校の制服じゃなかったから、どうも気後れしてまだ入ったことなくて…。
その大やきいもの何軒か隣のカレー屋さん。
外に張り出された大きなメニューには「学割り150円」の文字。
メニューはすべて1000円以下。なんかいいなぁ、こういうの。
■カレー屋 六文銭 [カレー専門店]
静岡市葵区東草深町4-15
054-246-1818
店内はシンプル、すっきりと。直線的な木のテーブルとイスの喫茶店風。
目に入ってくるキッチンパネルもきちんと清潔で、店内の空気も澄んでいる。
テーブルの上にはすずらんの生花が一挿し。
本棚には少年マンガいっぱいと週刊誌、スポーツ新聞。
席には灰皿、薬味のらっきょう・福神漬・アーモンドスライスがセット済み。
もうA氏、この辺から目がウキウキ(笑)。
男性にとっての居心地って、こういうモノが必要なんだ、と改めて納得するネル。
メニューは基本カレーのみで、あとはトッピングとドリンク。
カレーはビーフ、ポーク、チキン、海老と帆立、野菜、キーマ、甘口ひき肉とベーシック。
辛さは激辛-辛口-中辛辛め-中辛-甘口の5段階で選べて、基本が辛口。
ネルはビーフの中辛、A氏はチキンの辛口をオーダー。
まずはセットのレーズン入りミニサラダ。続いてどどどん、と二皿が同時に登場~♪
ぱっと見は同じ色、形。
でもこのカレーにはあまり見られないソフトな照り具合、相当においしそう。。
ビーフを口に含むと、あららっ、何か果物ををすりつぶしたようなフルーティーでトロトロ。
ベースに挽肉らしきものがたくさん入っている。
2番目の辛さだからだろうけど、辛すぎないからしっかり野菜と果物ベースの旨みが
伝わってきてスイスイ食べられる。
このスパイスが、といった飛びぬけた主張はあまりなく、欧風やインド風な香りもそれほど
感じられなくて。ましてや家庭のカレーとは全く違う。
ベースは甘口の挽肉カレーっぽいけど、これはオーナーのオリジナルが相当入ってそう。。
辛口のチキンもスパイスの臭みが全くない。
心地いいマイルドな辛さが甘辛いベースに載って、じんわり身体が火照るくらいのちょうど
良さ。ライスが水分を含んだ適度な柔らかさなのも、食べ慣れた味でほっとする。
ひとりでやっているマスター、何度も水のお替りを注ぎに来てくれる。
職人気質な人かと思えばそうでもなく、明るい声&表情で安心できる。
この辺の人柄が学割とかお店の入りやすさに繋がっているのかも。
みんなが好きなベーシックメニューを、シンプルにおいしく、いつでも通える値段で
提供してくれるお店。こんなお店がもっと見つけられるといいな♪
<今日のお会計>
1550円・2名/チキンカレー750円、ビーフカレー850円(女性割引50円適用)
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/素直に分かりやすくて、おいしいカレー
女性割引50円&「女性はちょっと少なめに盛ります」とか、お店の雰囲気
と嫌味なくマッチしていて。フルーティーな甘めベースがあるのは辛さが苦
手な人にはうれしい。市販のルーから作るカレーじゃ、もう満足できないかも…
A氏:★★★★☆/カレー屋さんぽくないのに、本格カレー
味からしたら、かなりのお手頃価格だと思う。大盛(+100円)は安いし
辛さが選べるし、らっきょうがあるのもいいね~。サラダのドレッシング
も旨い。駐車場があるから、今度から街中で仕事のときは寄りたいな。
2008年04月21日
050 麓 [伊豆・伊豆高原]
八幡野、大室高原、城ヶ崎、池、富戸…
伊豆高原って狭い中にいろんな地域が入り組んでいて、意外とわかりにくい。
そんな伊豆高原のなかでも目立たない、大室高原近くの別荘地の旧道沿いに
ちょっと大きな民家みたいな風で建つパン屋さん。

もう何度も行ってるのに迷ったり、定休日だったり、売り切れだったり。
ネルの中では無事辿りつけただけでもウレシくなるパン屋さんだ。
■手づくりパン 麓ろく [ベーカリー&カフェ]
伊東市富戸1095-184
0557-51-0153

木立に囲まれて、どっしりした喫茶店のようなつくりの店。
カウンターの前に焼きあがったパンが何個かづつカゴに入って置かれている。
とくにパンに値札はなくてコレは何?、いくらですか、と聞きながら買う感じ。
イートインはホワイトボードにドリンクとランチセットの値段。

好きなパンとドリンクを頼むと、パンをカットして席まで持ってきてくれる。
この店はちょっと、不思議な感じで。
50代くらいの女性オーナーさんが基本ひとりでパン焼きも接客もこなしている。
あまり商売っ気のない無口な感じの方だけど、雰囲気が悪いわけではない。
パンの値段は安くないし、種類も少ないし、場所も分かりにくいし。
でもネルが気に入ってるのは、とにかくパンがリアルなおいしさだから。
かっこいいとか、今ドキとか、外国の本場風とかじゃなくて
たとえば自分に子どもがいたらどのパンよりも食べさせたい、
日本人的おいしさが伝わってきたからなんだと思う。

はじめて食べたときは、パンのしっとり&ずっしり感に衝撃!
聞けばパンをふくらますモノや日持ちさせるための添加物など全く入っていないため、
焼く前と焼いた後とほとんど大きさが変わらないそう。
ホントに瑞々しい赤ちゃんの肌みたいなパンで、少し指先で触れただけで
あれっコレは何かが違うゾ…と一瞬止まってしまうぐらい。
砂糖のかわりにてんさい糖を使ったり
カレーパンの具は肉ナシの野菜のみだったり
レーズンパンはよくある紫レーズンじゃなく
黄緑で皮の柔らかいシルクロードレーズンだったり。。

このパンのしっとり白い実がしっとりぎっしり巻いてるの、分かるかな。
デッキテラスの端には山と詰まれた薪と立派な石釜があり、糖分の少ないパンは
ここで焼くのだとか。いつかは白い煙があがってるのが見えたっけ。
そんな感じで聞けばいろいろあるのだけど、こんな細かいことなんて全く知らなくても
お母さんが丁寧に研いだお米を火と釜でじわっと炊いて、がっつり握ってくれたおむすび
みたいな優しくてあったかい味わいがどのパンからも漂ってくる。
パンはおやつと思ってる男性でも、ここならちゃんとした食事だと認めてくれる気がする。
ランチに付くスープも、やっぱり違う。

季節や野菜の仕入れで変わるそうだけど、このとき飲んだのはトマトベースのガスパチョ。
缶詰等一切使わず、すべて野菜の実とダシからとったもの。
もうとんでもなくフレッシュで、さっきまでこの野菜たち生きてたんだ~って分かるくらいに
どの野菜のクセも苦味も空気も、スープの中で晴れ晴れと活躍している感じ。
ランチは数量限定ですぐに終了、営業も週4の水・木・金・土曜のみ。
それでもタイミングを見つけてまた来たい。
オーナーさん買出しから仕込から石釜焼きに接客まで、ひとりで大変だろうけど
ずっと続けてほしいな。
ネルも時間みつけて行きますから!
<今日のお会計>
750円くらい・1名/エスプレッソ350円、レーズンパン1/2本350円(か300円)
<店を出て>
ネル:★★★★☆/手づくり&無添加が、はっきりとおいしさに結びついている店
安全安心も大事だけど、おいしさはもっと大事だと思うネルがやっと見つけた
ベーカリー。お腹いっぱいになっても、また噛みしめたくて手が伸びてしまう。
カフェとして使えるのもありがたい。ランチの数量がもっとあるといいのにな~。
______________________
<お礼>
この記事のUPで「静岡のおいしいお店・50店」やっと書きました~(パチパチ☆)
※http://gaisyoku.exblog.jp/ にバックナンバーがあります
今まで読んでくださった皆さん、コメントお寄せくださったみなさん、
ありがとうございます♪
超のんびりブログですがそう遠くならないうちに、「静岡で100店UP」目指して
いますので、これからもどうぞよろしくお願いします☆
伊豆高原って狭い中にいろんな地域が入り組んでいて、意外とわかりにくい。
そんな伊豆高原のなかでも目立たない、大室高原近くの別荘地の旧道沿いに
ちょっと大きな民家みたいな風で建つパン屋さん。
もう何度も行ってるのに迷ったり、定休日だったり、売り切れだったり。
ネルの中では無事辿りつけただけでもウレシくなるパン屋さんだ。
■手づくりパン 麓ろく [ベーカリー&カフェ]
伊東市富戸1095-184
0557-51-0153
木立に囲まれて、どっしりした喫茶店のようなつくりの店。
カウンターの前に焼きあがったパンが何個かづつカゴに入って置かれている。
とくにパンに値札はなくてコレは何?、いくらですか、と聞きながら買う感じ。
イートインはホワイトボードにドリンクとランチセットの値段。
好きなパンとドリンクを頼むと、パンをカットして席まで持ってきてくれる。
この店はちょっと、不思議な感じで。
50代くらいの女性オーナーさんが基本ひとりでパン焼きも接客もこなしている。
あまり商売っ気のない無口な感じの方だけど、雰囲気が悪いわけではない。
パンの値段は安くないし、種類も少ないし、場所も分かりにくいし。
でもネルが気に入ってるのは、とにかくパンがリアルなおいしさだから。
かっこいいとか、今ドキとか、外国の本場風とかじゃなくて
たとえば自分に子どもがいたらどのパンよりも食べさせたい、
日本人的おいしさが伝わってきたからなんだと思う。
はじめて食べたときは、パンのしっとり&ずっしり感に衝撃!
聞けばパンをふくらますモノや日持ちさせるための添加物など全く入っていないため、
焼く前と焼いた後とほとんど大きさが変わらないそう。
ホントに瑞々しい赤ちゃんの肌みたいなパンで、少し指先で触れただけで
あれっコレは何かが違うゾ…と一瞬止まってしまうぐらい。
砂糖のかわりにてんさい糖を使ったり
カレーパンの具は肉ナシの野菜のみだったり
レーズンパンはよくある紫レーズンじゃなく
黄緑で皮の柔らかいシルクロードレーズンだったり。。
このパンのしっとり白い実がしっとりぎっしり巻いてるの、分かるかな。
デッキテラスの端には山と詰まれた薪と立派な石釜があり、糖分の少ないパンは
ここで焼くのだとか。いつかは白い煙があがってるのが見えたっけ。
そんな感じで聞けばいろいろあるのだけど、こんな細かいことなんて全く知らなくても
お母さんが丁寧に研いだお米を火と釜でじわっと炊いて、がっつり握ってくれたおむすび
みたいな優しくてあったかい味わいがどのパンからも漂ってくる。
パンはおやつと思ってる男性でも、ここならちゃんとした食事だと認めてくれる気がする。
ランチに付くスープも、やっぱり違う。
季節や野菜の仕入れで変わるそうだけど、このとき飲んだのはトマトベースのガスパチョ。
缶詰等一切使わず、すべて野菜の実とダシからとったもの。
もうとんでもなくフレッシュで、さっきまでこの野菜たち生きてたんだ~って分かるくらいに
どの野菜のクセも苦味も空気も、スープの中で晴れ晴れと活躍している感じ。
ランチは数量限定ですぐに終了、営業も週4の水・木・金・土曜のみ。
それでもタイミングを見つけてまた来たい。
オーナーさん買出しから仕込から石釜焼きに接客まで、ひとりで大変だろうけど
ずっと続けてほしいな。
ネルも時間みつけて行きますから!
<今日のお会計>
750円くらい・1名/エスプレッソ350円、レーズンパン1/2本350円(か300円)
<店を出て>
ネル:★★★★☆/手づくり&無添加が、はっきりとおいしさに結びついている店
安全安心も大事だけど、おいしさはもっと大事だと思うネルがやっと見つけた
ベーカリー。お腹いっぱいになっても、また噛みしめたくて手が伸びてしまう。
カフェとして使えるのもありがたい。ランチの数量がもっとあるといいのにな~。
______________________
<お礼>
この記事のUPで「静岡のおいしいお店・50店」やっと書きました~(パチパチ☆)
※http://gaisyoku.exblog.jp/ にバックナンバーがあります
今まで読んでくださった皆さん、コメントお寄せくださったみなさん、
ありがとうございます♪
超のんびりブログですがそう遠くならないうちに、「静岡で100店UP」目指して
いますので、これからもどうぞよろしくお願いします☆
2008年04月15日
京09 閼伽井 [祇園・東山区]
祇園といってもそこそこ広い。
南北に走る花見小路、石畳で風情があるのは南側だけ。
四条通を挟んで北側は花街らしい色艶が、ネオンに路地に曲がり角に
種々雑多な空気が滔々とあふれ出している。
店が新橋通との交差点より手前なのは、間違いない。
何となくの見当をつけて、とりあえず細い路地を右へ曲がる。
雑居ビルにずらっと居並ぶ店名の塊は、全てここがホントの祇園、
本物の歓楽街だと教えてくれる。
こんなフツーの格好をしたネルが歩けるのは昼間だから。
夜は美しくドレスアップした女性がスポットライトを浴びる街なのだ。
そういえば以前四条通りで見かけた
たぶんどこかのお店のナンバーワン嬢はすごかった。
時間は夕方の頃、出勤前のお買い物途中なのか、赤いドレスに白い毛皮。
脇を固めるいかつい黒服2人(ボーイさん?)はどうみてもSP役。
面倒そうに人払いしながら、でも周囲にニラミを聞かせている。
背が160ないのを除けば顔も髪型もスタイルも、全くもって叶姉妹な彼女。
人混みのなかを悠然と、笑顔を振りまきながら真っ直ぐと歩いている。
目の前の光景が信じられないほど、キレイだ。
道行く人はみんな振り返ってたし、ネルも芸能人??と思って凝視したけど
やっぱりあれは出勤前なのか、そういう人の彼女だったんだと思う。
自分と同じジャンルの性だとは思えないくらい、サイボーグみたいにキレイだった。。
京都タカシマヤ2階にはシャネルやディオール、ヴァレンティノなんかが入った
ハイファッションサロンがあって、靴のヒールが埋まるほどふかふかの絨毯敷き。
平日昼間に間違って足を踏み入れると、マダムに混じって明らかにそんな感じ
のキレイな女性たちが、のんびりと品定めをしている。
京都は美しい女性に、美しいというそれだけで、ものすごく敬意を払う。
静岡でとくに差別も区別もされず、人間中身が大事ですよ~、なんて信じてのんびり
育ったネルには想像もつかない位の断固としたキッパリさで。
…そんなことを思い出しながら
細い路地をうねうね、曲がってはまた迷い、奥の奥のまた奥へ。
しんと静まり返った路地のどん突き、
この界隈で数少ない、真昼間でも灯りと暖簾を出している店。

ここが今日のお昼の店だ。
■閼伽井 あかい [懐石・京料理]
京都市東山区祇園町北側347-51
075-551-8181

オープンは昨年11月。
以前は小料理屋か何かだった場所を、あまり手を加えず整えたような印象。
ご主人は炭屋旅館のご出身で、下鴨の吉泉でも修行していたらしい。
先客はなく、ネルたちのみ。
ネームの入った膝当てが用意され、折敷は金彩が入った朱塗りの丸盆。
はじめの一杯を注いでもらい、予約していたランチコースが、静かにはじまる。



あぶらめのお椀。
納得のおだし。このお椀のシェイプがステキ。
奥様らしき着物の女性は小声でいたって控えめ。
料理の説明はある時も、ない時も。

赤松の底がすのこ状になった角盆の上に盛り付けられた、八寸。
こんな盛り付けは気持ちがいい。派手な金の杯もすっと落ち着く。
これであぁ、ここは正式な懐石料理なんだな、とやっと気づく。
六角形の器の中にはアナゴの稚魚だという、のれそれ を酢で〆たものが。
黄身酢など、全体的に酢を利かせた料理が多い。

筍の穂先がやわらか。
木の芽…、京都に来てこれでいったい何枚、食べただろう

ああ、また黄身酢が。。しかもホタルイカにむっちりした鯛の白子まで。。
ネルがそれほど得意でもない、酢と珍味系の連続。
A氏は大好きな白子や魚卵、珍味系連発でうれしそう。
優しげなご主人は若い衆に聞かれたことに、優しく丁寧に答えてあげる。
視界に入ってくるその感じに、ほっとする。
目の前であまりにも厳しく指導されると、なんだか食事が進まない、というか
若者の緊張感がこっちにも伝播してきて
料理の味がわからなくなっちゃいそうだから(笑)。

この筍ごはんがおいしい!赤出汁もぴったりの濃さ。
大皿で出してくれた漬物3種も、どれもおいしい。
奥様がご飯のおかわりいかがですか、とA氏に声をかける。



デザートはティラミスとフルーツが同じお盆で。
これでラストかと思ったら、なんと桜餅とお抹茶が登場!
しかもA氏によれば、この桜餅さっきご主人が握ってたのが見えたそう。
お抹茶もカウンターの向こうで奥様がシャッ、シャッっと立ててくれたもの。
これにはびっくり!
途中ご主人の知り合いらしいお客様が一組追加。
食べ終えるまで、ほぼ話しかけられることがなかった。
これ位のお客さんの入りで、割烹のカウンター席で
話しかけられないのはネルの中では珍しいこと。
でもそうと分かれば、気楽でいいもの。
ガイドブックめくりながらの食事だって、できちゃうもんね。
お料理は現代風とか創作ではなく、これぞ受け継がれてきた本式、なよう。
苦手食材が多かったわりには、どの器もおいしいと感じるものがあって。
また季節を変えたら、印象も変わりそう。
やー、でもあんなに静かな店、京都ではじめてだったかな。
うーん…というよりは何でネルは京都来ると料理屋さんでしゃべってばかりなのか?
って思ったほうがいいのかも(笑)
<今日のお会計>
1万2650円・2名/ランチコース5250円×2、ウーロン茶×2 ※サ別
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/きれいな細工と器、品数も満足
意外にボリュームがあって満足。今回は食材との相性のせいか
印象に残るものは少なかったけど、どれもきちんとした味。
器の取り合わせも品よく華やかで、正月料理の気分だった。
A氏:★★★☆☆/すごく真面目な料理屋さん
おいしいし、彩りもキレイだし。ただ料理の説明をもう少ししてくれる
と良かったな。のれそれって聞くまでイカかと思って食べてたよ(笑)
大好きな珍味がたくさん出てきたのはうれしかった。
_
南北に走る花見小路、石畳で風情があるのは南側だけ。
四条通を挟んで北側は花街らしい色艶が、ネオンに路地に曲がり角に
種々雑多な空気が滔々とあふれ出している。
店が新橋通との交差点より手前なのは、間違いない。
何となくの見当をつけて、とりあえず細い路地を右へ曲がる。
雑居ビルにずらっと居並ぶ店名の塊は、全てここがホントの祇園、
本物の歓楽街だと教えてくれる。
こんなフツーの格好をしたネルが歩けるのは昼間だから。
夜は美しくドレスアップした女性がスポットライトを浴びる街なのだ。
そういえば以前四条通りで見かけた
たぶんどこかのお店のナンバーワン嬢はすごかった。
時間は夕方の頃、出勤前のお買い物途中なのか、赤いドレスに白い毛皮。
脇を固めるいかつい黒服2人(ボーイさん?)はどうみてもSP役。
面倒そうに人払いしながら、でも周囲にニラミを聞かせている。
背が160ないのを除けば顔も髪型もスタイルも、全くもって叶姉妹な彼女。
人混みのなかを悠然と、笑顔を振りまきながら真っ直ぐと歩いている。
目の前の光景が信じられないほど、キレイだ。
道行く人はみんな振り返ってたし、ネルも芸能人??と思って凝視したけど
やっぱりあれは出勤前なのか、そういう人の彼女だったんだと思う。
自分と同じジャンルの性だとは思えないくらい、サイボーグみたいにキレイだった。。
京都タカシマヤ2階にはシャネルやディオール、ヴァレンティノなんかが入った
ハイファッションサロンがあって、靴のヒールが埋まるほどふかふかの絨毯敷き。
平日昼間に間違って足を踏み入れると、マダムに混じって明らかにそんな感じ
のキレイな女性たちが、のんびりと品定めをしている。
京都は美しい女性に、美しいというそれだけで、ものすごく敬意を払う。
静岡でとくに差別も区別もされず、人間中身が大事ですよ~、なんて信じてのんびり
育ったネルには想像もつかない位の断固としたキッパリさで。
…そんなことを思い出しながら
細い路地をうねうね、曲がってはまた迷い、奥の奥のまた奥へ。
しんと静まり返った路地のどん突き、
この界隈で数少ない、真昼間でも灯りと暖簾を出している店。

ここが今日のお昼の店だ。
■閼伽井 あかい [懐石・京料理]
京都市東山区祇園町北側347-51
075-551-8181

オープンは昨年11月。
以前は小料理屋か何かだった場所を、あまり手を加えず整えたような印象。
ご主人は炭屋旅館のご出身で、下鴨の吉泉でも修行していたらしい。
先客はなく、ネルたちのみ。
ネームの入った膝当てが用意され、折敷は金彩が入った朱塗りの丸盆。
はじめの一杯を注いでもらい、予約していたランチコースが、静かにはじまる。



あぶらめのお椀。
納得のおだし。このお椀のシェイプがステキ。
奥様らしき着物の女性は小声でいたって控えめ。
料理の説明はある時も、ない時も。

赤松の底がすのこ状になった角盆の上に盛り付けられた、八寸。
こんな盛り付けは気持ちがいい。派手な金の杯もすっと落ち着く。
これであぁ、ここは正式な懐石料理なんだな、とやっと気づく。
六角形の器の中にはアナゴの稚魚だという、のれそれ を酢で〆たものが。
黄身酢など、全体的に酢を利かせた料理が多い。

筍の穂先がやわらか。
木の芽…、京都に来てこれでいったい何枚、食べただろう

ああ、また黄身酢が。。しかもホタルイカにむっちりした鯛の白子まで。。
ネルがそれほど得意でもない、酢と珍味系の連続。
A氏は大好きな白子や魚卵、珍味系連発でうれしそう。
優しげなご主人は若い衆に聞かれたことに、優しく丁寧に答えてあげる。
視界に入ってくるその感じに、ほっとする。
目の前であまりにも厳しく指導されると、なんだか食事が進まない、というか
若者の緊張感がこっちにも伝播してきて
料理の味がわからなくなっちゃいそうだから(笑)。

この筍ごはんがおいしい!赤出汁もぴったりの濃さ。
大皿で出してくれた漬物3種も、どれもおいしい。
奥様がご飯のおかわりいかがですか、とA氏に声をかける。



デザートはティラミスとフルーツが同じお盆で。
これでラストかと思ったら、なんと桜餅とお抹茶が登場!
しかもA氏によれば、この桜餅さっきご主人が握ってたのが見えたそう。
お抹茶もカウンターの向こうで奥様がシャッ、シャッっと立ててくれたもの。
これにはびっくり!
途中ご主人の知り合いらしいお客様が一組追加。
食べ終えるまで、ほぼ話しかけられることがなかった。
これ位のお客さんの入りで、割烹のカウンター席で
話しかけられないのはネルの中では珍しいこと。
でもそうと分かれば、気楽でいいもの。
ガイドブックめくりながらの食事だって、できちゃうもんね。
お料理は現代風とか創作ではなく、これぞ受け継がれてきた本式、なよう。
苦手食材が多かったわりには、どの器もおいしいと感じるものがあって。
また季節を変えたら、印象も変わりそう。
やー、でもあんなに静かな店、京都ではじめてだったかな。
うーん…というよりは何でネルは京都来ると料理屋さんでしゃべってばかりなのか?
って思ったほうがいいのかも(笑)
<今日のお会計>
1万2650円・2名/ランチコース5250円×2、ウーロン茶×2 ※サ別
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/きれいな細工と器、品数も満足
意外にボリュームがあって満足。今回は食材との相性のせいか
印象に残るものは少なかったけど、どれもきちんとした味。
器の取り合わせも品よく華やかで、正月料理の気分だった。
A氏:★★★☆☆/すごく真面目な料理屋さん
おいしいし、彩りもキレイだし。ただ料理の説明をもう少ししてくれる
と良かったな。のれそれって聞くまでイカかと思って食べてたよ(笑)
大好きな珍味がたくさん出てきたのはうれしかった。
_
2008年04月14日
049 パセオ [箱根・強羅]
箱根に行き始めたのは、ついここ何年か。
昔運転免許を取り出した時代に仲間と日帰り温泉に行ったくらいで、
あとはほとんど興味がなかった。
そこに御殿場プレミアムアウトレットが出現。
車で30分もあれば仙石原に着くと気づいてから、何となく身近になっていた。
でも行けども行けども、トーキョー価格&いかにも観光地な雰囲気の宿や店ばかりで、
がっかりの連続。
それなのに、最近になって急に、お気に入りになる場所が多い。
やっとネルの見る目が養われてきた、ってことなのかな。
■フローリスト アンド ティールーム paseo [花&カフェ]
箱根町強羅1320-634
0460-82-6100
まずは真横に位置するハイアット リージェンシー箱根 リゾート&スパ を目指して
箱根登山鉄道強羅駅から、曲がりくねった坂道をひたすら上へ。
途中の分岐点もハイアットのカンバンを目印に。
一度だけ泊ったこの箱根ハイアット、思いのほか居心地が良くてびっくり。
なんというか、部屋や館内インテリアといったハードは外国人の思う“禅”イメージのごとく
堅めに洗練されているのに、そこに温泉旅館的なまったり感がうまくはまっているのだ。
浴衣のまま薪の燃える吹き抜けのメインラウンジで寛げるとか、
大浴場が気持ちいいとかは、純和風の楽しみ。
さすがにハイアットらしく、金髪&碧い目の子どもが浴衣姿でうれしそうに走り回ってる姿も
見れてほほえましい(笑)
何かと話題を見つけて話かけようとする若手スタッフの心遣いがうれしいし、
年配スタッフのいい感じに気の抜けた?話し方も、
お湯でまったりリゾートしてるこちらにとっては好都合。
一番のお気に入りは、夕方と朝のフリーサービス。
宿泊者にはメインラウンジでドリンクが無料で振舞われる、太っ腹なサービス。
夕方の回はシャンパンやワイン、生ビールもリストに含まれている。
チーズやおつまみはないけれど、首都圏ホテルのエグゼクティブフロアと遜色ないぐらいのサービスを受けられるのに、格好は浴衣、湯上りでぽーっとしたまま飲み放題(笑)。
このギャップがなんだか妙にうれしくて。
と、ハイアットに泊らずとも地元民みたいな顔をしてふらっと立ち寄りたいのがパセオ。

ハイアット正面玄関を通り抜けたら、すぐに看板とデッキテラスが見えてくる。
今時なセンスのいい花が揃った店先を抜け、奥へと進む。

花屋さんに併設されたカフェスペースはカウンターと少しのテーブルだけで、
ごくこじんまり。
親子のような女性だけで経営する小さな店は、ご近所らしい常連さんがひっきりなし。
あるおじ様は定位置らしいカウンターに座り新聞を広げる。
何も言わずとも、コーヒーがすっと目の前に。
あるご夫婦は寝坊した理由とこの後詰まっている仕事の予定を詳細に店員さんに
説明しながら、メニュー選び。
とはいっても観光客が入りづらい雰囲気などはなく、店員さんもごくごく自然体。
花屋スペースに行きつ戻りつ、調理も接客もをこなしている。
頼んだのは本日のスイーツだった「バナナのフラン」。
ネルドリップのコーヒーも一緒に。

フラン、といってもしっかり実のつまったプリンのこと。
手づくりらしく、見た目よりしっかりバナナの甘みが生きている。
ボリュームもきちんと。コーヒーもほっとする味。
ここが観光地の箱根だってことを忘れてしまいそうな位、
街中の長年続いている喫茶店でよくある、
ごく普通の穏やかな時間が流れている。
あっ、この銅を打ち伸ばしただけ、みたいな真っ平らなコーヒースプーン。
すっごくいい。。。
ケーキを切り分けて食べてみたら、大正解。ずっとおいしく感じる。
さすがに分けてほしいとは言い出せず、店を後に。
静岡に戻り、春のレシピ特集にひかれて買ったanan。
なんと色も形も全く同じスプーンが、レシピ写真に登場~
次回伺った時は、勇気を出してどこで手に入るのか聞いてみよ!
<今日のお会計>
900円・1名/本日のケーキ450円、コーヒー450円
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/普通においしく落ち着く、箱根で貴重なカフェ
箱根の中でも強羅のかなり山奥で、ここだけを目指して来るのは
大変かも。でも何度も箱根に通うなら、知っておいて損はないはず。
ケーブルカーの駅なら徒歩圏内だし、次はランチで行ってみよ♪
昔運転免許を取り出した時代に仲間と日帰り温泉に行ったくらいで、
あとはほとんど興味がなかった。
そこに御殿場プレミアムアウトレットが出現。
車で30分もあれば仙石原に着くと気づいてから、何となく身近になっていた。
でも行けども行けども、トーキョー価格&いかにも観光地な雰囲気の宿や店ばかりで、
がっかりの連続。
それなのに、最近になって急に、お気に入りになる場所が多い。
やっとネルの見る目が養われてきた、ってことなのかな。
■フローリスト アンド ティールーム paseo [花&カフェ]
箱根町強羅1320-634
0460-82-6100
まずは真横に位置するハイアット リージェンシー箱根 リゾート&スパ を目指して
箱根登山鉄道強羅駅から、曲がりくねった坂道をひたすら上へ。
途中の分岐点もハイアットのカンバンを目印に。
一度だけ泊ったこの箱根ハイアット、思いのほか居心地が良くてびっくり。
なんというか、部屋や館内インテリアといったハードは外国人の思う“禅”イメージのごとく
堅めに洗練されているのに、そこに温泉旅館的なまったり感がうまくはまっているのだ。
浴衣のまま薪の燃える吹き抜けのメインラウンジで寛げるとか、
大浴場が気持ちいいとかは、純和風の楽しみ。
さすがにハイアットらしく、金髪&碧い目の子どもが浴衣姿でうれしそうに走り回ってる姿も
見れてほほえましい(笑)
何かと話題を見つけて話かけようとする若手スタッフの心遣いがうれしいし、
年配スタッフのいい感じに気の抜けた?話し方も、
お湯でまったりリゾートしてるこちらにとっては好都合。
一番のお気に入りは、夕方と朝のフリーサービス。
宿泊者にはメインラウンジでドリンクが無料で振舞われる、太っ腹なサービス。
夕方の回はシャンパンやワイン、生ビールもリストに含まれている。
チーズやおつまみはないけれど、首都圏ホテルのエグゼクティブフロアと遜色ないぐらいのサービスを受けられるのに、格好は浴衣、湯上りでぽーっとしたまま飲み放題(笑)。
このギャップがなんだか妙にうれしくて。
と、ハイアットに泊らずとも地元民みたいな顔をしてふらっと立ち寄りたいのがパセオ。
ハイアット正面玄関を通り抜けたら、すぐに看板とデッキテラスが見えてくる。
今時なセンスのいい花が揃った店先を抜け、奥へと進む。
花屋さんに併設されたカフェスペースはカウンターと少しのテーブルだけで、
ごくこじんまり。
親子のような女性だけで経営する小さな店は、ご近所らしい常連さんがひっきりなし。
あるおじ様は定位置らしいカウンターに座り新聞を広げる。
何も言わずとも、コーヒーがすっと目の前に。
あるご夫婦は寝坊した理由とこの後詰まっている仕事の予定を詳細に店員さんに
説明しながら、メニュー選び。
とはいっても観光客が入りづらい雰囲気などはなく、店員さんもごくごく自然体。
花屋スペースに行きつ戻りつ、調理も接客もをこなしている。
頼んだのは本日のスイーツだった「バナナのフラン」。
ネルドリップのコーヒーも一緒に。
フラン、といってもしっかり実のつまったプリンのこと。
手づくりらしく、見た目よりしっかりバナナの甘みが生きている。
ボリュームもきちんと。コーヒーもほっとする味。
ここが観光地の箱根だってことを忘れてしまいそうな位、
街中の長年続いている喫茶店でよくある、
ごく普通の穏やかな時間が流れている。
あっ、この銅を打ち伸ばしただけ、みたいな真っ平らなコーヒースプーン。
すっごくいい。。。
ケーキを切り分けて食べてみたら、大正解。ずっとおいしく感じる。
さすがに分けてほしいとは言い出せず、店を後に。
静岡に戻り、春のレシピ特集にひかれて買ったanan。
なんと色も形も全く同じスプーンが、レシピ写真に登場~
次回伺った時は、勇気を出してどこで手に入るのか聞いてみよ!
<今日のお会計>
900円・1名/本日のケーキ450円、コーヒー450円
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/普通においしく落ち着く、箱根で貴重なカフェ
箱根の中でも強羅のかなり山奥で、ここだけを目指して来るのは
大変かも。でも何度も箱根に通うなら、知っておいて損はないはず。
ケーブルカーの駅なら徒歩圏内だし、次はランチで行ってみよ♪
2008年04月01日
京08 リストランテ ティ・ヴォリオ・ベーネ [祇園]
京都らしさの象徴、お茶屋「一力」や祇園甲部歌舞練場が立ち並ぶ、
石畳の花見小路通りのすぐ脇に、昨年1月オープンした正統派リストランテ。
以前お世話になった片泊りの宿「紫」のある筋の、ちょうど中ほど。
この筋は舞妓さんが芸を鍛える「祇園女子技芸学校」の通用口に面していて、
日中でも桃割れを結った本物の舞妓さんが、普段着のピンクの着物姿で通りすぎる風情ある筋だ。

見た目は完全に町家造り。
やっぱり京都に来たからには、この立地、こんな構えの店で食事できるのがうれしい。
■Ristorante t.v.b 祇園 ti voglio bene [イタリア料理]
リストランテ ティヴォリオベーネ
京都市東山区祇園町南側570-155
075-525-7070

シェフは人気のカノビアーノ京都にいた方だそう。
出迎えてくれたスタッフは皆20代らしい若さ、にこやかで清潔感のある男性ばかり。
笑顔や物腰の柔らかさは品のいいヘアサロンのような優しい風味。
店内は京都特有のウナギの寝床をモダンに改装。
フロアを3テーブルほどでいくつにも仕切り、床材には木や石、壁は塗りやレンガ、
飾り棚や坪庭の見えるガラス窓も配置。
照明はスポットとダウンライトで落とし気味に演出。

狭さは否めないものの、フロアごとに趣向を凝らし、
どの席に通されても居心地よく寛げるよう工夫がある。
とはいえ和のテイストではなく、あくまでワインとシャンパンが似合うモダンで
洗練されたイメージ。夜は正装して伺うのが似合いそう。
はじめネルたちの席に付いてくれた方は、服装からしてソムリエのよう。
あんまりお酒が得意じゃないネル…。頼んだのはチンザノドライ(笑)。
せっかくいろいろ聞けるチャンスだったのに、惜しいことを。
テーブルクロスは厚いリネン、立体に畳まれたナプキンには
ロゴが刺繍されている。
今日は予約していた3500円のランチコース。6品にパンとドリンクが付く。
食前酒は値段入りのメニューからチョイス。
ヘンにお金の心配をしたくないから、値段入りだとほっとする(笑)。

アミューズ/新玉ネギのビアンコマンジャーレ
菜の花のソースにバチコを浮かべたもの
目の覚めるような鮮やかな緑のソース。確かに菜の花の爽やかさ。
それに新玉ネギのムースは意外にも濃厚な味で、炙って甘みを引き出したような感じ。
カラスミみたいなバチコも味がしみ出してくる。

冷前菜/2色のアスパラと帆立貝のサラダ
黄色いソースで
白いアスパラでこんなに太いのは初めて。やはり炙ったようなホタテがこれまた意外に
身がしっかりと、筋の一本一本までふっくら甘みが強くてびっくり。
今まで食べたホタテのなかで、一番おいしいかも。
上にスライスされて載ったチーズも、こんな薄くてもしっかりおいしいと分かる味。

このあたりでパンが登場。
白い「チャバタ」とバゲット。このパンが、めちゃおいしい。
とくにバゲット、皮は一周厚めにほろほろカリカリッ、こぼれたカケラにも粉の旨みが凝縮。
やー、トーストしてないのに、こんなに皮がカリウマとは!
トーストだと焼き立てで食べきらないと、と思ってしまうけど
常温なら好きなペースでいつでものんびり食べられる。
トーストしないで出しておいしいパン、が店の方針だそうで
これにはネルも深く納得。
白い身の部分は水分を閉じ込めたまま、和菓子の餅みたいにしなり、しっとりつやつや。
南イタリア・プーリア州産だというオリーブオイルもかなりの旨さ。
とにかく風味の良さが段違い。
ふだんオリーブオイルには塩を入れたくなっちゃうネルだけど、
これはホント、そのまま飲むこともできそうなほどサラっと、香りも高い。
テーブルにお皿がない時間も、このパンとオリーブオイルのおかげで何だか楽しい。
すごいのが、皿を持ってくるときにほぼ必ずスタッフが何人か一組で
同じテーブルのお客様には、きっちり同時のタイミングをはかって皿を置いていること。
あれ、偶然かな、とも思って見てたけど
ネルたちの周りにもそうしてるから、これは店での決め事なのだろう。
こんなちょっとしたことも、特別感の演出として採用してるんだろうなぁ~と感心。
当たり前といえばそうかもしれないけど、静岡でこのサービスは、たぶん受けられないだろうな。

パスタ/春キャベツと
黒胡椒を練り込んだパッパルデッレ
うーん、これもなかなか、おいしい。見た目変わったパスタってそれだけで終わって
しまいがちだけど、歯ごたえの良さや練りこんだ黒胡椒のアクセント、噛み切るときの
ぷりっと感はかなりのスグレモノ。春キャベツの優しい甘みもよく馴染んで、見た目の
あっさりさとまた違った印象深い一皿。

リゾット/春野菜とパルミジャーノの
サフランリゾット ラルド添え
これもぴったりの固さににぴったりのサフランの濃さ。

メイン/地鶏モモ肉と新じゃがいもの炭焼き
グリルはうれしい!じゃがいもの皮にも独特の炭の香りと甘みが感じられておいしい。
鶏のダシと脂がベースのソースも上品な味で、なかなか。


ドルチェ/A氏:パイナップルとココナッツムース
ネル:焼きバナナのクレームブリュレ、黒糖アイスクリームのせ (←確か・・・)
そしてそして、びっくりのデザート。
「取り分けながら召し上がってください」的なひと言とともに、
A氏とネルに違う種類のデザートが運ばれてくる。
たぶん男性のA氏には、やや軽め。
ネルにはしっかり甘くて、満足感のある一品を、とチョイスしてくれたのだと思う。
すごいね、こんなのって。それともネルが知らないだけなんだろうか。
焼きバナナは嫌味なく果実味の甘さが爽やかだし、黒糖アイスもコクがあっておいしい。
パイナップルはうすく炙って奥行きのある味わいに仕上げてある。ガラスの器もぴったり。
最後はエスプレッソとコーヒーで。
はぁ~~、お腹も気持ちもいっぱい、大満足♪
それでも難を言おうと思えば、どの皿も黄色がメインで似通っていたかな?と思うくらい。
和食の経験もあるというシェフ、旬の木の芽やワラビからバチコ(ナマコの卵巣)まで
和食材をふんだんに取り入れて、ネルの好きな炙りの技法も多用。
はじめの一皿から
流行の味だから?、季節の食材がたまたま好きだったから?、味付けが好みだから?…
なぜおいしいと感じるんだろうと思ってたけど
やっぱりおいしいものを食べてもらいたいと思うシェフの気持ちが皿の中にも
店のそこかしこにも現れてたんだと思う。
店を出るときに厨房で目が合って、にっこりと会釈をしてくれた人、たぶんシェフだったと思う。
ネルは好きで個人経営の店ばかり行きたがるけど、こんなに行き届いた
時間が過ごせるなら、きちんとした資本の元運営されてる店も見逃せない。
昼は全て税・サ込み、なのも潔くて支払い時も気持ちがいいし。
夜は分からないけど、作る人のセンスや技術、店の雰囲気を味わいたいネルには、これで十分満足。
やっぱり京都は進んでるなぁ、スゴイなぁ、考えてるなぁ~~~
と深く嘆息した京都初日の昼でした♪

さぁ~次は茶わん坂へ、お買い物だ!
<今日のお会計>
8700円・2名/ランチコース3500円×2
生ビール700円、チンザノドライ1000円
<店を出て>
ネル:★★★★☆/京都旅行には必ず立ち寄りたい
この立地、雰囲気、コストパフォーマンス、サービスの充実度など言うことナシ。
和食の京都もいいけど、こんなモダンで洗練された京都もとっても魅力的。
このお昼のお得なコース、できればずっと続けてほしい。
A氏:★★★☆☆/パンもオリーブオイルもウマイ
全体的においしかったけど、特にパンとオリーブオイルがよかった。
質問したことにも丁寧に分かりやすく答えてくれたし、ポイント高し!
女性を連れていくなら失敗はないと思う。
石畳の花見小路通りのすぐ脇に、昨年1月オープンした正統派リストランテ。
以前お世話になった片泊りの宿「紫」のある筋の、ちょうど中ほど。
この筋は舞妓さんが芸を鍛える「祇園女子技芸学校」の通用口に面していて、
日中でも桃割れを結った本物の舞妓さんが、普段着のピンクの着物姿で通りすぎる風情ある筋だ。
見た目は完全に町家造り。
やっぱり京都に来たからには、この立地、こんな構えの店で食事できるのがうれしい。
■Ristorante t.v.b 祇園 ti voglio bene [イタリア料理]
リストランテ ティヴォリオベーネ
京都市東山区祇園町南側570-155
075-525-7070
シェフは人気のカノビアーノ京都にいた方だそう。
出迎えてくれたスタッフは皆20代らしい若さ、にこやかで清潔感のある男性ばかり。
笑顔や物腰の柔らかさは品のいいヘアサロンのような優しい風味。
店内は京都特有のウナギの寝床をモダンに改装。
フロアを3テーブルほどでいくつにも仕切り、床材には木や石、壁は塗りやレンガ、
飾り棚や坪庭の見えるガラス窓も配置。
照明はスポットとダウンライトで落とし気味に演出。
狭さは否めないものの、フロアごとに趣向を凝らし、
どの席に通されても居心地よく寛げるよう工夫がある。
とはいえ和のテイストではなく、あくまでワインとシャンパンが似合うモダンで
洗練されたイメージ。夜は正装して伺うのが似合いそう。
はじめネルたちの席に付いてくれた方は、服装からしてソムリエのよう。
あんまりお酒が得意じゃないネル…。頼んだのはチンザノドライ(笑)。
せっかくいろいろ聞けるチャンスだったのに、惜しいことを。
テーブルクロスは厚いリネン、立体に畳まれたナプキンには
ロゴが刺繍されている。
今日は予約していた3500円のランチコース。6品にパンとドリンクが付く。
食前酒は値段入りのメニューからチョイス。
ヘンにお金の心配をしたくないから、値段入りだとほっとする(笑)。
アミューズ/新玉ネギのビアンコマンジャーレ
菜の花のソースにバチコを浮かべたもの
目の覚めるような鮮やかな緑のソース。確かに菜の花の爽やかさ。
それに新玉ネギのムースは意外にも濃厚な味で、炙って甘みを引き出したような感じ。
カラスミみたいなバチコも味がしみ出してくる。
冷前菜/2色のアスパラと帆立貝のサラダ
黄色いソースで
白いアスパラでこんなに太いのは初めて。やはり炙ったようなホタテがこれまた意外に
身がしっかりと、筋の一本一本までふっくら甘みが強くてびっくり。
今まで食べたホタテのなかで、一番おいしいかも。
上にスライスされて載ったチーズも、こんな薄くてもしっかりおいしいと分かる味。
このあたりでパンが登場。
白い「チャバタ」とバゲット。このパンが、めちゃおいしい。
とくにバゲット、皮は一周厚めにほろほろカリカリッ、こぼれたカケラにも粉の旨みが凝縮。
やー、トーストしてないのに、こんなに皮がカリウマとは!
トーストだと焼き立てで食べきらないと、と思ってしまうけど
常温なら好きなペースでいつでものんびり食べられる。
トーストしないで出しておいしいパン、が店の方針だそうで
これにはネルも深く納得。
白い身の部分は水分を閉じ込めたまま、和菓子の餅みたいにしなり、しっとりつやつや。
南イタリア・プーリア州産だというオリーブオイルもかなりの旨さ。
とにかく風味の良さが段違い。
ふだんオリーブオイルには塩を入れたくなっちゃうネルだけど、
これはホント、そのまま飲むこともできそうなほどサラっと、香りも高い。
テーブルにお皿がない時間も、このパンとオリーブオイルのおかげで何だか楽しい。
すごいのが、皿を持ってくるときにほぼ必ずスタッフが何人か一組で
同じテーブルのお客様には、きっちり同時のタイミングをはかって皿を置いていること。
あれ、偶然かな、とも思って見てたけど
ネルたちの周りにもそうしてるから、これは店での決め事なのだろう。
こんなちょっとしたことも、特別感の演出として採用してるんだろうなぁ~と感心。
当たり前といえばそうかもしれないけど、静岡でこのサービスは、たぶん受けられないだろうな。
パスタ/春キャベツと
黒胡椒を練り込んだパッパルデッレ
うーん、これもなかなか、おいしい。見た目変わったパスタってそれだけで終わって
しまいがちだけど、歯ごたえの良さや練りこんだ黒胡椒のアクセント、噛み切るときの
ぷりっと感はかなりのスグレモノ。春キャベツの優しい甘みもよく馴染んで、見た目の
あっさりさとまた違った印象深い一皿。
リゾット/春野菜とパルミジャーノの
サフランリゾット ラルド添え
これもぴったりの固さににぴったりのサフランの濃さ。
メイン/地鶏モモ肉と新じゃがいもの炭焼き
グリルはうれしい!じゃがいもの皮にも独特の炭の香りと甘みが感じられておいしい。
鶏のダシと脂がベースのソースも上品な味で、なかなか。
ドルチェ/A氏:パイナップルとココナッツムース
ネル:焼きバナナのクレームブリュレ、黒糖アイスクリームのせ (←確か・・・)
そしてそして、びっくりのデザート。
「取り分けながら召し上がってください」的なひと言とともに、
A氏とネルに違う種類のデザートが運ばれてくる。
たぶん男性のA氏には、やや軽め。
ネルにはしっかり甘くて、満足感のある一品を、とチョイスしてくれたのだと思う。
すごいね、こんなのって。それともネルが知らないだけなんだろうか。
焼きバナナは嫌味なく果実味の甘さが爽やかだし、黒糖アイスもコクがあっておいしい。
パイナップルはうすく炙って奥行きのある味わいに仕上げてある。ガラスの器もぴったり。
最後はエスプレッソとコーヒーで。
はぁ~~、お腹も気持ちもいっぱい、大満足♪
それでも難を言おうと思えば、どの皿も黄色がメインで似通っていたかな?と思うくらい。
和食の経験もあるというシェフ、旬の木の芽やワラビからバチコ(ナマコの卵巣)まで
和食材をふんだんに取り入れて、ネルの好きな炙りの技法も多用。
はじめの一皿から
流行の味だから?、季節の食材がたまたま好きだったから?、味付けが好みだから?…
なぜおいしいと感じるんだろうと思ってたけど
やっぱりおいしいものを食べてもらいたいと思うシェフの気持ちが皿の中にも
店のそこかしこにも現れてたんだと思う。
店を出るときに厨房で目が合って、にっこりと会釈をしてくれた人、たぶんシェフだったと思う。
ネルは好きで個人経営の店ばかり行きたがるけど、こんなに行き届いた
時間が過ごせるなら、きちんとした資本の元運営されてる店も見逃せない。
昼は全て税・サ込み、なのも潔くて支払い時も気持ちがいいし。
夜は分からないけど、作る人のセンスや技術、店の雰囲気を味わいたいネルには、これで十分満足。
やっぱり京都は進んでるなぁ、スゴイなぁ、考えてるなぁ~~~
と深く嘆息した京都初日の昼でした♪
さぁ~次は茶わん坂へ、お買い物だ!
<今日のお会計>
8700円・2名/ランチコース3500円×2
生ビール700円、チンザノドライ1000円
<店を出て>
ネル:★★★★☆/京都旅行には必ず立ち寄りたい
この立地、雰囲気、コストパフォーマンス、サービスの充実度など言うことナシ。
和食の京都もいいけど、こんなモダンで洗練された京都もとっても魅力的。
このお昼のお得なコース、できればずっと続けてほしい。
A氏:★★★☆☆/パンもオリーブオイルもウマイ
全体的においしかったけど、特にパンとオリーブオイルがよかった。
質問したことにも丁寧に分かりやすく答えてくれたし、ポイント高し!
女性を連れていくなら失敗はないと思う。