2008年11月18日
059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]
9月に富士宮にオープンした、本格イタリアンレストラン。
このレストラン、一般のレストランとはかなり違った背景を持つ、首都圏発のプロジェクト
のもと誕生したレストランで。
市所有の史跡「長屋門」の修復と富士宮市の「食による街づくり」をきっかけに
自治体プラス様々な団体・事業者・出資者、大学などが共同で創り上げた
「地方活性化レストラン」なのだそうです。
くわしくはHPにいろいろとあるので、こちらで
→http://www.food-japan.jp/establishment
→http://www.r-varna.com
HPにはこのレストランの生まれた理念や哲学が細かく書いてあって、どれを読んでも
ナルホドな、その通りだなと。
こういう取り組みが、本当に上手く回りはじめるといいなって。
静岡に限って言えば、こういう店の評判や成功をきっかけに、もっともっと静岡で外食を
楽しむ人が増えればいいなって。
そんなことを考えながら行ってきました♪
■長屋門RESTAURANT VARNA [イタリア料理]
富士宮市大宮町6-22
0544-25-1323
場所は富士宮浅間大社のすぐ横。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A1-1.jpg)
どっしりと構えた長屋門。
京都の高名なお寺の門のように大きく張り出した見事な屋根があって
左右には畳の入った居室も構えた豪壮で贅沢な造り。
後ろの白い建物が新しくできたレストランの本棟。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A3.jpg)
長屋門をくぐった目の前はこじんまりした日本庭園。
水面を小さな魚の群れが泳いでいる、湧水の小川に掛けられた橋を渡って。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A4.jpg)
レストランは白いモダンな近代建築。ドアやサッシは木であたたかく。
天井の高い明るい店内からは、光の入る四角い坪庭とウッドデッキのある中庭が。
四角く切り取られた中庭の窓からは、日本庭園越しに長屋門も借景に。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A5.jpg)
L字になったフロアにはシンプルな木のイスのテーブル席が並ぶ。
白が基調の店内は大きな目のタイルの床もきりっと清潔感があって、大きく切り取られた
窓が外の木目と緑をちょうどいいバランスで室内に取り入れている。
テーブルセットはライヨールナイフ、ジノリの最新シリーズ、リーデルのグラス。
すごくすごく、きれい。
東京のちょっと高級なレストランでも、このラインナップって簡単ではないはず。
でもテーブルクロスがないのが不思議。
カフェみたいにお客さんみんなの足もとが見えて、美しくはないだろうな…。
テーブルはガラス張り。パンくず処理のとき、どうするんだろ。
食前酒やソフトドリンクは700~1000円台。地元産果物やハーブ使用のオリジナルも。
ランチは1900円、2800円、4500円の3コース。
4500円のコースにも興味があったけどメニューが固定だったので、3皿ともプリフィクス
で選べる2800円のコースに決定。
「コース料理にあわせたワインをグラスでお出しします」のコピーに惹かれて
運転をしないネルだけ「グラスワインコース2種」もオーダー。
オーダーを取ってくれたソムリエさんに「ワイン何が出ますか?」と尋ねたら
「うーん、白と赤と・・・料理に合わせてお出ししますね」の言葉に期待大!
お願いしますよ~~
実際厨房近くのカートには10本前後の栓の空いたボトルが並び、しきりに
テイスティングをしている姿が見える。好みのが来るといいな…♪
入店から30分後。
やっと、来ましたよ、前菜が。
まだ二組しかいないのにな?二人ともお腹ペコペコじゃなくてよかった。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A6.jpg)
富士の胸鶏肉の低温調理。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A7.jpg)
朝霧ヨーグル豚バラ肉の柔らか煮。
うーーーん、おいしい。上品。ちゃんとしてる。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A8.jpg)
パンは2種。ライ麦ロールとフォカッチャ。このライ麦ロール、おいしい。
はじめから取り分けてあるバター、純度が高いというのかやたらおいしい。
A氏は自立するライヨールのバターナイフがお気に入り♪
ほどよく重みのある持ち手は水牛の角かなんかかな。
ひっきりなしに訪れる、満席のため予約がないと…と帰されてしまうお客さん。
すっごいウキウキ歩いてたのに入れずにしょんぼり帰っていくお客さんを
何組も何組も、見てしまった。
そのうちA氏、入店しようと窓の外を歩いてくるお客様を見ながら
<あのお客様予約してるか当てっこゲ~~ム!>をはじめてしまう始末・・・
トホホ、あんたも相当アホな奴だよ。
あからさまにがっくり落ち込んでた、地元ナンバーの軽で帰っていった若いカップル。
かわいそう。。連られてネルのテンションも…
せめて入口のメニュー看板に「本日満席です」「本日予約のお客様のみです」とか掲示を
出してあげれば、せっかく興味持ってくれたお客様にイヤな思いをさせずに済むのになぁ。。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A9.jpg)
プリモと一緒に白ワインも。
よかった、好きな香りと味。うすく黄緑がかった色もキレイ♪
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A10.jpg)
地元白菜と生ハムのクリームソースのフェデリーニ。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A11.jpg)
山芋とバジル、ビオファームまつきさんのバジルのジェノヴェーゼ。自家製パスタで。
これまた、きちんとしてる。ジェノベーゼソース、オリーブオイルがよくていい。
山芋はしっとり、白葱も甘いし。
この日はちょうど止んだかと思えば降りだす雨模様。
中庭デッキにおいた木のテーブルセット。屋根がないからさっきからずっと濡れっぱなし。
きれいにカーブしたイスの座面に水たまりができている。
雨のときはしまってあげたいな…
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A14.jpg)
メインは二人とも地元産、萬幻豚の肩ロースのロースト。
肉はほんのりピンク色でしっとりきめ細やか。
柔らかくて、みずみずしくて、いくらでも食べられそう。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A13.jpg)
このライヨール肉用ナイフのきっさきとカーブ!
うーん、カッコイイ。。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A12.jpg)
メインと一緒に登場した赤ワイン。
ぷっくりふくらんだリーデルグラスも素敵。
「樽香も落ち着いてきて、いい感じなはずですよ」と バローロ、パオロ(何トカ)1999年。
これってけっこう高いワイン…、だよね??
そうか、こんなのもグラスで出してくれるんだぁぁぁ♪
味は、良かった、好きなカンジ♪香りも、確かに樽っぽいけどいいなぁ。
もっと重くてもいけそうだけど、この上品な豚肩ローストはこれぐらいがベストなのかも。
料理に合ったワインのグラスでの提供って、そう簡単にできることじゃないって
ワインに疎いネルでもなんとなく分かる。
こういう底力がこのレストランの良さなんだと思う。
ひとりで好みのボトルを飲みきるなんて全くの無理だから、こういうサービスってホント
楽しいしウレシイ。量が飲める人だって、それこそ色々楽しめていいだろうな~
ソムリエさん以外は地元の若いバイトさんばかりのようだけど、
夜はまた違う雰囲気なんだろか。
緊張はなさそうなのに「おいしいですね」「これ好きです」と話かけても笑顔がなくて
さびしい。返ってくるのは「ええ…」みたいな小さな返事ばかり。
言った手前ひとり語りになっちゃうと恥ずかしいから、お願い何か返して~(笑)!!
でもそうだよね、オープンしてまだ2か月なんだから。当然か。
そういえば夜に予約の電話かけた時も「○日は空いてますか?」って聞いたら間髪おかず
「満席ですっ!!………(無言)」と予想外にスマートじゃない対応に面食らったし、
入店するなり笑顔も挨拶もナシに「お名前はっ!!」って聞かれて検問みたい…って(笑)。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A15.jpg)
口直しの赤ワインのソルべ。
もうまんべんなく赤ワインの香りと味なのに、確かに爽やかで口どけ鮮やかでおいしい。
お替りほしいくらい。この辺の完成度&コーディネートが、やっぱりスゴイと思ってしまう。
デザートはプリフィクスのケーキとアイスクリームを盛り合わせで。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A16.jpg)
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A17.jpg)
ネルのは大きくてキレイなプレートに旬の柿と一緒に盛り付けて。
あれっ、このモンブラン。。栗の味が全くしないナ…??
コーヒーセットはジノリのベッキオホワイト?で統一。
コーヒーはしっかりしたデザートの甘さとちょうどいい深み。
はぁぁ、いっぱい食べたぁ。
適度にボリュームがあって、どの皿もおいしくて、キレイで、破綻なく完成度高くて。
それにワインも魅力的な価格でおいしくて。
たぶん東京で同じものを食べることを考えたら、お得感は高いのだと思う。
ただネルみたいな地元民は洗練されて東京っぽくて嬉しいのだけど、首都圏の
食べ慣れた人には地元素材プラス、調理法とか見た目とか器遣いとか…
せっかく遠出してきた甲斐というか、
東京ではお金を積んでも味わえない納得感=旅先で出会う食の喜び=富士宮らしさ
がもっとダイレクトに伝わる皿があってもいいのかな、と。
できれば今後、季節を問わないメインになる名物料理ができたら。
あとはスタッフのサービスと笑顔が追いつけば♪
対話を大切に、周囲で起っていることにきちんと気づいて必要な対応をしてほしい。
色んなモノを背負って毎日大変だと思うけど、自分たちの手でこの壮大なミッションを
成功させるんだ、って気概があれば絶対ファンは増えると思う。
現場スタッフの店への愛情&情熱と当事者意識があれば、
結局箱モノ行政なんだよね・・・なんて懸念はいくらでも覆せるはず。
時間をかけてみんなに愛されるお店になっていってほしいです。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](//img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A18.jpg)
<今日のお会計>
8800円・2名・サ10%/ ランチコース2800円×2
自家製ジンジャーエール800円
グラスワインコース2種1600円
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/半年後、一年後に期待
理念が素晴らしいだけにどうしてもハードルが高くなりがちだったけど、
味やコース内容&ボリューム、価格構成、外観&内観&コンセプトもよかった。
首都圏に比べてコスパのいい店じゃなくて、皆がお金握って通う店になってほしい。
A氏:★★☆☆☆/おいしいからがんばれ
店の立派さ、料理の美味しさと不釣り合いな接客がちょうど打ち消しあって今の
ところ値段相応ってカンジかな。他のお客さんも盛り上がってる風に見えなかった。
立派なHPなのに住所とグーグルmapだけで、最寄駅からの所要時間とかの一番
必要なアクセス情報がなかったのはがっかり。人に遠方から来てほしいんだよね?
ターゲットとかマーケットとかじゃなくて、生身のお客さんが来ることを忘れないで。
_
このレストラン、一般のレストランとはかなり違った背景を持つ、首都圏発のプロジェクト
のもと誕生したレストランで。
市所有の史跡「長屋門」の修復と富士宮市の「食による街づくり」をきっかけに
自治体プラス様々な団体・事業者・出資者、大学などが共同で創り上げた
「地方活性化レストラン」なのだそうです。
くわしくはHPにいろいろとあるので、こちらで
→http://www.food-japan.jp/establishment
→http://www.r-varna.com
HPにはこのレストランの生まれた理念や哲学が細かく書いてあって、どれを読んでも
ナルホドな、その通りだなと。
こういう取り組みが、本当に上手く回りはじめるといいなって。
静岡に限って言えば、こういう店の評判や成功をきっかけに、もっともっと静岡で外食を
楽しむ人が増えればいいなって。
そんなことを考えながら行ってきました♪
■長屋門RESTAURANT VARNA [イタリア料理]
富士宮市大宮町6-22
0544-25-1323
場所は富士宮浅間大社のすぐ横。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A1-1.jpg)
どっしりと構えた長屋門。
京都の高名なお寺の門のように大きく張り出した見事な屋根があって
左右には畳の入った居室も構えた豪壮で贅沢な造り。
後ろの白い建物が新しくできたレストランの本棟。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A3.jpg)
長屋門をくぐった目の前はこじんまりした日本庭園。
水面を小さな魚の群れが泳いでいる、湧水の小川に掛けられた橋を渡って。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A4.jpg)
レストランは白いモダンな近代建築。ドアやサッシは木であたたかく。
天井の高い明るい店内からは、光の入る四角い坪庭とウッドデッキのある中庭が。
四角く切り取られた中庭の窓からは、日本庭園越しに長屋門も借景に。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A5.jpg)
L字になったフロアにはシンプルな木のイスのテーブル席が並ぶ。
白が基調の店内は大きな目のタイルの床もきりっと清潔感があって、大きく切り取られた
窓が外の木目と緑をちょうどいいバランスで室内に取り入れている。
テーブルセットはライヨールナイフ、ジノリの最新シリーズ、リーデルのグラス。
すごくすごく、きれい。
東京のちょっと高級なレストランでも、このラインナップって簡単ではないはず。
でもテーブルクロスがないのが不思議。
カフェみたいにお客さんみんなの足もとが見えて、美しくはないだろうな…。
テーブルはガラス張り。パンくず処理のとき、どうするんだろ。
食前酒やソフトドリンクは700~1000円台。地元産果物やハーブ使用のオリジナルも。
ランチは1900円、2800円、4500円の3コース。
4500円のコースにも興味があったけどメニューが固定だったので、3皿ともプリフィクス
で選べる2800円のコースに決定。
「コース料理にあわせたワインをグラスでお出しします」のコピーに惹かれて
運転をしないネルだけ「グラスワインコース2種」もオーダー。
オーダーを取ってくれたソムリエさんに「ワイン何が出ますか?」と尋ねたら
「うーん、白と赤と・・・料理に合わせてお出ししますね」の言葉に期待大!
お願いしますよ~~
実際厨房近くのカートには10本前後の栓の空いたボトルが並び、しきりに
テイスティングをしている姿が見える。好みのが来るといいな…♪
入店から30分後。
やっと、来ましたよ、前菜が。
まだ二組しかいないのにな?二人ともお腹ペコペコじゃなくてよかった。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A6.jpg)
富士の胸鶏肉の低温調理。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A7.jpg)
朝霧ヨーグル豚バラ肉の柔らか煮。
うーーーん、おいしい。上品。ちゃんとしてる。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A8.jpg)
パンは2種。ライ麦ロールとフォカッチャ。このライ麦ロール、おいしい。
はじめから取り分けてあるバター、純度が高いというのかやたらおいしい。
A氏は自立するライヨールのバターナイフがお気に入り♪
ほどよく重みのある持ち手は水牛の角かなんかかな。
ひっきりなしに訪れる、満席のため予約がないと…と帰されてしまうお客さん。
すっごいウキウキ歩いてたのに入れずにしょんぼり帰っていくお客さんを
何組も何組も、見てしまった。
そのうちA氏、入店しようと窓の外を歩いてくるお客様を見ながら
<あのお客様予約してるか当てっこゲ~~ム!>をはじめてしまう始末・・・
トホホ、あんたも相当アホな奴だよ。
あからさまにがっくり落ち込んでた、地元ナンバーの軽で帰っていった若いカップル。
かわいそう。。連られてネルのテンションも…
せめて入口のメニュー看板に「本日満席です」「本日予約のお客様のみです」とか掲示を
出してあげれば、せっかく興味持ってくれたお客様にイヤな思いをさせずに済むのになぁ。。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A9.jpg)
プリモと一緒に白ワインも。
よかった、好きな香りと味。うすく黄緑がかった色もキレイ♪
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A10.jpg)
地元白菜と生ハムのクリームソースのフェデリーニ。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A11.jpg)
山芋とバジル、ビオファームまつきさんのバジルのジェノヴェーゼ。自家製パスタで。
これまた、きちんとしてる。ジェノベーゼソース、オリーブオイルがよくていい。
山芋はしっとり、白葱も甘いし。
この日はちょうど止んだかと思えば降りだす雨模様。
中庭デッキにおいた木のテーブルセット。屋根がないからさっきからずっと濡れっぱなし。
きれいにカーブしたイスの座面に水たまりができている。
雨のときはしまってあげたいな…
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A14.jpg)
メインは二人とも地元産、萬幻豚の肩ロースのロースト。
肉はほんのりピンク色でしっとりきめ細やか。
柔らかくて、みずみずしくて、いくらでも食べられそう。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A13.jpg)
このライヨール肉用ナイフのきっさきとカーブ!
うーん、カッコイイ。。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A12.jpg)
メインと一緒に登場した赤ワイン。
ぷっくりふくらんだリーデルグラスも素敵。
「樽香も落ち着いてきて、いい感じなはずですよ」と バローロ、パオロ(何トカ)1999年。
これってけっこう高いワイン…、だよね??
そうか、こんなのもグラスで出してくれるんだぁぁぁ♪
味は、良かった、好きなカンジ♪香りも、確かに樽っぽいけどいいなぁ。
もっと重くてもいけそうだけど、この上品な豚肩ローストはこれぐらいがベストなのかも。
料理に合ったワインのグラスでの提供って、そう簡単にできることじゃないって
ワインに疎いネルでもなんとなく分かる。
こういう底力がこのレストランの良さなんだと思う。
ひとりで好みのボトルを飲みきるなんて全くの無理だから、こういうサービスってホント
楽しいしウレシイ。量が飲める人だって、それこそ色々楽しめていいだろうな~
ソムリエさん以外は地元の若いバイトさんばかりのようだけど、
夜はまた違う雰囲気なんだろか。
緊張はなさそうなのに「おいしいですね」「これ好きです」と話かけても笑顔がなくて
さびしい。返ってくるのは「ええ…」みたいな小さな返事ばかり。
言った手前ひとり語りになっちゃうと恥ずかしいから、お願い何か返して~(笑)!!
でもそうだよね、オープンしてまだ2か月なんだから。当然か。
そういえば夜に予約の電話かけた時も「○日は空いてますか?」って聞いたら間髪おかず
「満席ですっ!!………(無言)」と予想外にスマートじゃない対応に面食らったし、
入店するなり笑顔も挨拶もナシに「お名前はっ!!」って聞かれて検問みたい…って(笑)。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A15.jpg)
口直しの赤ワインのソルべ。
もうまんべんなく赤ワインの香りと味なのに、確かに爽やかで口どけ鮮やかでおいしい。
お替りほしいくらい。この辺の完成度&コーディネートが、やっぱりスゴイと思ってしまう。
デザートはプリフィクスのケーキとアイスクリームを盛り合わせで。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A16.jpg)
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A17.jpg)
ネルのは大きくてキレイなプレートに旬の柿と一緒に盛り付けて。
あれっ、このモンブラン。。栗の味が全くしないナ…??
コーヒーセットはジノリのベッキオホワイト?で統一。
コーヒーはしっかりしたデザートの甘さとちょうどいい深み。
はぁぁ、いっぱい食べたぁ。
適度にボリュームがあって、どの皿もおいしくて、キレイで、破綻なく完成度高くて。
それにワインも魅力的な価格でおいしくて。
たぶん東京で同じものを食べることを考えたら、お得感は高いのだと思う。
ただネルみたいな地元民は洗練されて東京っぽくて嬉しいのだけど、首都圏の
食べ慣れた人には地元素材プラス、調理法とか見た目とか器遣いとか…
せっかく遠出してきた甲斐というか、
東京ではお金を積んでも味わえない納得感=旅先で出会う食の喜び=富士宮らしさ
がもっとダイレクトに伝わる皿があってもいいのかな、と。
できれば今後、季節を問わないメインになる名物料理ができたら。
あとはスタッフのサービスと笑顔が追いつけば♪
対話を大切に、周囲で起っていることにきちんと気づいて必要な対応をしてほしい。
色んなモノを背負って毎日大変だと思うけど、自分たちの手でこの壮大なミッションを
成功させるんだ、って気概があれば絶対ファンは増えると思う。
現場スタッフの店への愛情&情熱と当事者意識があれば、
結局箱モノ行政なんだよね・・・なんて懸念はいくらでも覆せるはず。
時間をかけてみんなに愛されるお店になっていってほしいです。
![059 長屋門レストラン ヴァルナ [富士宮]](http://img02.eshizuoka.jp/usr/makaron/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%8A18.jpg)
<今日のお会計>
8800円・2名・サ10%/ ランチコース2800円×2
自家製ジンジャーエール800円
グラスワインコース2種1600円
<店を出て>
ネル:★★★☆☆/半年後、一年後に期待
理念が素晴らしいだけにどうしてもハードルが高くなりがちだったけど、
味やコース内容&ボリューム、価格構成、外観&内観&コンセプトもよかった。
首都圏に比べてコスパのいい店じゃなくて、皆がお金握って通う店になってほしい。
A氏:★★☆☆☆/おいしいからがんばれ
店の立派さ、料理の美味しさと不釣り合いな接客がちょうど打ち消しあって今の
ところ値段相応ってカンジかな。他のお客さんも盛り上がってる風に見えなかった。
立派なHPなのに住所とグーグルmapだけで、最寄駅からの所要時間とかの一番
必要なアクセス情報がなかったのはがっかり。人に遠方から来てほしいんだよね?
ターゲットとかマーケットとかじゃなくて、生身のお客さんが来ることを忘れないで。
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077 手打ちそば 杉本 [沼津・駅北]
074 野風増 [中伊豆・修善寺]
071 レストラン ビオス [旧・富士郡芝川町]
068 三つ割り菊 [伊豆・韮山]
063 とらや工房 [御殿場]
062 草季庵 [御殿場]
074 野風増 [中伊豆・修善寺]
071 レストラン ビオス [旧・富士郡芝川町]
068 三つ割り菊 [伊豆・韮山]
063 とらや工房 [御殿場]
062 草季庵 [御殿場]
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│伊豆・東部の[が]